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サンクト・ペテルブルク青年団をロシア語の学生たちが受け入れ

  • 2018/10/25

10月18日から4日間、ロシア語を履修する学生達が、サンクト・ペテルブルク市内の学生・院生や若手ビジネスマン、技師、教員、公務員からなる11名を受け入れました。これは、日露政府間協定に基づく青年交流プログラムの提案が採択されたもので、学生達にとっては日頃の学習成果を実践する絶好の機会となりました。

18日は、外国語学部「プラスワン・ロシア語2b」の学生達が一行を出迎え、大学の概要や当日の予定をロシア語で説明した後、「日本のピロシキ」といわれる「オニギリ」でお弁当を作る「オニギリ・ベントウ」ワークショップを行いました。その後全学ロシア詩暗唱コンクール「プーシキン・リハーサル」の課題詩を全員で暗唱したり、同コンクール芸術部門参加者が歌を披露したりしました。打ち解けた学生達は一行を万博記念公園に案内し、お手製「おにぎり弁当」で昼食後、日本庭園を案内したり、太陽の塔内を一緒に見学したりしてさらに交流を深めました。

19日は、外国語学部のキルギス・クロス留学経験者が中心となって、大阪城、大阪歴史博物館など大阪市内を案内し、プログラム科目を念頭に置いた通訳ガイドの実践を試みました。

20日午前中は、社会学部「ロシア語4b」の学生達が豊津の大阪ハリストス教会で一行を出迎え、日露戦争時にモスクワから寄贈されたイコノスタスを見学。午後からは法学部「ロシア語2b」のクラスで、ロイロ・ノートを使用して、学生達が各自の出身地をロシア語で簡単に紹介し、ロシア側もサンクト・ペテルブルクの魅力を説明して「私の町」をテーマに対話しました。ロシア側には平易な言葉で町の説明ができるよう事前に依頼しており、また学生達の入念な下準備も功を奏し、活気溢れる授業になりました。
法学部・文学部「ロシア語4b」のクラスでは、3グループに分かれて大学案内。博物館、図書館、大学周辺を案内したあと弓道部の練習場で合流し、部員の練習風景を見学しました。

21日は「ロシア語5b」履修者が中心となって、丹波篠山の陶器祭りを訪問。企画は文学部3年生がすべて行い、陶器の制作や陶器市について準備したロシア語で説明したり、温泉文化を紹介したりして秋空のもと日露の交流を深めました。往復のバスは「ロシア語ブース」に早変わりし、生きたロシア語にどっぷり浸る機会になりました。

4日間を通じて様々な学部の学生達が、企画・実行に積極的な「考動力」を示し、第2外国語の実用性を痛感するとともに、「留学に行かなくては」「ロシア人と共同で問題解決できたことは貴重な体験だった」「いろんな表現を教えてくれたりして、とても実りのある時間になりました」など、学習動機をさらに高めていました。

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