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先輩からのメッセージ

オーストラリア クイーンズランド大学

自分の学習状況

 クイーンズランド大学に留学に来た関西大学生は、まず大学付属の英語学校ICTE(Institute of Continuing & TESOL Education)で、IELTSのスコアアップに特化したクラス(English for Academic Purposes: EAP)と、英語学校が実施する大学入学試験の合格を目標とするクラス(Bridging English Program: BEP)に分かれて勉強します。大学の新学期が始まる7月までの期間は、全員が大学入学に必要なIELTSスコア6.5、もしくは入学試験合格を目標に英語学校で英語学習をすることになります。現在私は、BEPクラスでの学習と試験を終え、大学入学後に必要となるプレゼンテーションスキルやライティングスキルを伸ばすクラスで勉強を続けています。しかし、英語の学習はクラスの中だけのものではありません。授業後にクラスメイトとご飯を食べたり、図書館で宿題をしたり、英語学校が行っているコーラスやその他のアクティビティに参加したり、ホストファミリーとのコミュニケーションをとったりすることも、英語学習の1つとなっています。

授業の様子

 どちらのクラスにおいても、平日1日2時間の授業が2コマ行われます。朝早くに始まるクラスと、昼頃から始まるクラスがあり、各自の授業時間に合わせて登校します。クラス内で使用する教材も様々で、テキストを使ったり、先生が配布したプリントを使ったり、オンラインでリアルタイムクイズを行ったりすることもあります。曜日によって学ぶスキルが異なり、また、最終試験に近い形で行うライティングやスピーキングの採点をしてもらう機会も設けられているので、4技能全てを着実に伸ばすことができます。日本の学校とは違い、授業内での積極的な発言や質問が多く飛び交うので、クラスメイトからたくさんの刺激を受けるとともに、様々な意見交換のチャンスがありとても面白いです。2つのコマの間には30分の休憩時間があるので、クラスメイトと談笑したり、フードコートに軽食を買いに行ったりする人もいます。

学習環境としての大学の様子

 大学のキャンパスはとても広く、図書館、プールやジムはもちろん、芝生の広場やベンチ、カフェなどもあり、とてもオープンな環境です。図書館にはたくさんの参考資料や静かな自習スペースがあり、勉強をするための環境がしっかりと整っていますが、天気がいい日には芝生に寝そべり勉強をしている人や、ピクニックをしているグループを見かけることもあり、とても自由で開放的なことが伝わってきます。また、キャンパス内を歩いていると英語以外の言語も聞こえることも少なくなく、オーストラリアの国際色の豊かさを感じることもできます。私たちが通う英語学校は留学生が参加できるアクティビティを毎日行っており、コーラス、会話クラス、料理クラス、テニスやバスケットボールなどを通じて、他のコースやクラスの学生や、現地生との交流の機会もあります。大学内にあるフードコートには、サンドイッチやフィッシュアンドチップスだけでなく、寿司をはじめとする和食や、ケバブ、フォー、トルティーヤといった様々な国の料理を食べることができます。

当地で学び始めて感じた、感動・驚きなど

 オーストラリアに来て驚いたのは、出身国によってかなり異なる英語の発音をすると知ったことです。こちらに来てすぐは、クラスメイトの話す英語を聞き取ることにとても苦労しました。クラスメイトとの会話はもちろん、レストランや買い物に行った際にも様々なアクセントの英語を聞くことになります。さらに、ホストファミリーとの会話ではスラングなどが混じることもあり、生活する上で使用する英語を聞き、使う練習ができることに日々感動しています。また、オーストラリアに住んでいる人はもちろん、他の国からの留学生も日本に興味を持っている人が多く、日本についてのいろいろな質問をされることにも驚きました。日本人としてとても嬉しく思うと同時に、自国の文化や歴史などを英語で説明する難しさを感じました。