フェアトレードについて学びました(4年生)

10月29日、4年生の総合的な学習の時間を使って、京都を中心に展開されているフェアトレードの商品を扱う「シサム工房」の人見さんをゲストティーチャーに迎え、授業を展開しました。

人見さんは、会社を経営するとともに、講師として学校で授業をしたり、イベントを企画したりするなかで、フェアトレードを広めようと尽力されている方です。

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人見さんからは、お金の流れだけでなく、「児童労働」の実態に関する話がありました。なかでも、「児童労働」の70%が女の子であることや、世界の子どもの10人に1人が「児童労働」し、学校にも行けていないことを知った時の子どもたちの驚きは大きいものでした。

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「児童労働」が起こる原因をみんなで話し合ったあと、先進国の人々が安い物をほしがるため、さらに商品を安くする。ゆえに生産者の賃金も安くなる。生活が貧しいので「児童労働」せざるを得ない、という悪循環を生んでいることが根本原因であることを、話してくださいました。

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国際理解教育のねらいは、人種や文化は違っても、それぞれを理解し尊重し合う態度を培うことにあります。今回は、自分たちだけが豊かになれば良いという意識ではいけないことを子どもたちの目線で教えていただきました。