人権講演会を行いました

10月8日、車椅子バスケットボール選手の北田千尋選手をお招きし、「ともに生きる」をテーマにした人権講演会を行いました。

北田選手は、生まれつき足や呼吸器が不自由だったため、思いのままに身体を動かすことができませんでした。

幼少期の入院生活も長かったため、人前で話すのが苦手な内気な子どもだったそうです。

しかし、バスケットボールや競技用車椅子との出合いをきっかけに夢が芽生え、夢を叶えるために懸命な努力をされ、今では日本でも有数の車椅子バスケットプレーヤーになっておられます。

今回の人権講演会では、実際に競技用車椅子を使ってのランやシュートも実演していただき、子どもたちは、かっこいい北田選手の姿に大興奮の楽しい時間となりました。

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代表児童や長戸校長も車椅子バスケットを体験させていただきました。

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好きなことを続けること、夢を諦めずに追いかけること。

そして、障がいのあるなしにかかわらず、いろいろな人が、いろいろな方法で、いろいろな人生を生きている広い世界で、「ともに生きること」の大切さを、ご自身の経験や生き方からお話をしてくださいました。

また、多目的トイレや駐車スペースなど、バリアフリーについてのお話もあり、それらが存在していることの意味を知る大切さも教えていただきました。

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講演後は、初等部を代表して4年生が、気さくで温かいお人柄の北田選手と一緒に給食をいただきました。

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ライブラリーの図書にサインもしていただきました。北田選手の一つひとつの言葉が胸に響き、パラリンピックにも興味を持った子どもたち。きっとこの図書もたくさんの子どもたちが手に取ることでしょう。

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「自分のものさし」ではかるのではなく、他者を受け入れ、相手の見えない部分にも目を向けれらる、そんな初等部の子どもたちであってほしいなと思います。