校外学習を実施しました(6年生)

9月19日、6年生が、歴史の背景にも目を向けて学ぶために、古都・奈良へ校外学習に行きました。

平城宮跡や東大寺大仏殿を見学した後、東大寺境内でフィールドワークを行いました。奈良時代の文化や東大寺の大仏が建てられた様子に思いを馳せる体験学習となりました。

平常宮跡内・展示物を見る児童

0919_1.jpeg

0919_2.jpeg

遣唐使船の船上に上がることもできました。木造の小さな船ですが、ここに宝物がたくさん積まれていたのでしょう。厳しい航海だったと思います。

奈良のゆるキャラ「遷都くん」とともに

img_4528.jpg

東大寺大仏殿内です。

img_4541.jpg

大仏は大きいですね。「盧遮那仏」というのが正式な名前です。おでこの点はほくろではなく毛です。「白毫(びゃくごう)」と言います。髪の毛は「螺髪(らほつ)」です。いくつあるのでしょうか。

img_4544.jpg

二月堂です。ここでは「お水取り」という儀式が行われます。僧が大きな松明に火をつけ、舞台から火の粉がまうダイナミックなものです。よろしければ一度見に行かれてはいかがでしょう。大迫力です。

img_4546.jpg

正倉院前にてバチリ。

さすが、正倉院。避雷針もまわりにめぐらされていました。国民の遺産ですよね。いや、世界遺産です!

0919_3.jpeg

三都とは、その昔「京都・大阪・江戸」をさす言葉でした。

しかし、鉄道会社のキャンペーンでは「京都・大阪・神戸」でした。奈良が入らないのですが、奈良は「古都」という言葉が思い浮かぶでしょうか。

 奈良には東大寺だけでなく春日大社、法隆寺、唐招提寺、薬師寺、橿原神宮など、名所はたくさんあります。これらは奈良盆地に位置していますが、奈良市内から少し離れると、吉野山や長谷寺、明日香、大神神社、大峰山など、子どもたちに体感してほしい場所はたくさんあります。

特に日本最古の神社とされる大神神社は、三輪山全体が霊山であり、山そのものが本殿とされています。壮大で神秘的な雰囲気の神社です。また、女人禁制の大峰山の結界門を目にした時、どんなことを感じるのでしょうか。

 また、奈良の大仏をはじめとして、興福寺の阿修羅像、広隆寺の半跏思惟像、東大寺三月堂の不空羂索観音立像、法隆寺金堂の釈迦三尊像、飛鳥大仏など、有名な仏像が奈良には数多くありますが、百聞は一見にしかずで、実際に見ることでどこにどんな仏像が安置されているのかも記憶に残るものです。

お出かけの行き先に困った時には、心地よい秋の風や風景を体感しに奈良を訪れてみてはいかがでしょうか。明日香村の棚田なども心が癒されますよ。