教員紹介

文化交渉学(東アジアの言語と表象)

担当教員 石﨑 博志学術情報システム
研究テーマ 言語史、中国語史、琉球語(方言)史
研究分野 ヨーロッパの言語で記された資料をもとに中国語の歴史を紐解いています。また、琉球語(琉球方言)についても、中国資料、朝鮮資料、欧州の資料を使ってその史的変遷を跡づける作業をしています。
研究業績 「疫病対策の比喩と表現 レアリアによる中国語教育の一環として(4)」『日中語彙研究』 (10) 49 - 68(2021)、「琉球語における漢語語彙の導入」『内田慶市教授 退職記念論文集 文化交渉と言語接触』(2021)、「外国資料からみた『おもろさうし』の「広母音化」 その口承性と類推的仮名遣いについて 」『佛教大学文学部論集』104号(2020)など
E-mail ishizaki@kansai-u.ac.jp
担当教員 奥村 佳代子学術情報システム
研究テーマ 周縁資料の中国語研究・唐話研究
研究分野 17世紀以降の周縁資料を中心に取り上げ、日本をはじめとする域外での中国語学習、中国語教育、中国語受容の様相について研究している。
研究業績 「『生意襍話』における北京官話の特徴」『周縁資料と言語接触研究』(東西研研究叢書、2023)「キリスト教案における尋問と供述の言葉 福安教案の西洋人宣教師の事例から」『内田教授退職記念論文集 文化交渉と言語接触』(2021)『近世東アジアにおける口語中国語文―中国・朝鮮・日本』(東西学術研究所研究叢刊58、2019)
E-mail aocun@kansai-u.ac.jp
                
担当教員 長谷部 剛学術情報システム
研究テーマ 漢字文化圏の文学テキスト(特に韻文学)研究および音楽文学研究、日中比較文学研究
研究分野 中国古典文献の日本への伝播」を中心的テーマとし、①六朝?唐代詩歌、②隋唐音楽、③おもに関西大学図書館所蔵の重要漢籍、④日中比較文学・詩学、をそれぞれ研究。
研究業績 著書に『杜甫詩文集の形成に関する文献学的研究』(関西大学出版部、2019)、『林謙三『隋唐燕楽調研究』とその周辺』(関西大学出版部、2017)、論文に、「日本所存中國音樂文學資料之研究」(中国語、「南洋中華文學與文化學報」3、2022)、「長沙窯出土磁器題詩と『土佐日記』『和漢朗詠集』所載漢詩」(日本語、「和漢比較文学」67、2021)ほか。
E-mail thasebe@kansai-u.ac.jp
                
担当教員 池田 智恵学術情報システム
研究テーマ 中国近現代通俗小説、現代の中華圏におけるポップカルチャーと受容者の感受性の変化
研究分野 中華圏における近現代通俗小説の形成と発展について、主に探偵小説や武侠小説について研究している。当時の雑誌・新聞資料などから読者の感受性を洗い出し、当時の社会のおいて通俗小説がどのような人々の姿を描き出していたかと考えている。
研究業績 『近代中国における探偵小説の誕生と変遷』(早稲田大学モノグラフ、2014)、人生を再建する読者たち :『伉儷』における読者投稿欄を例として」(『關西大學中國文學會紀要』(42)2021)「「東方のアルセーヌ・ルパン」魯平の變身 : 淪陷期上海の「?の世界」を舞臺に」(『日本中国学会報』 66、 2014)
E-mail t_ikeda@kansai-u.ac.jp

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文化交渉学(東アジアの思想と構造)

担当教員 吾妻 重二学術情報システム
研究テーマ 東アジアの思想と文化、儒教史・儀礼史、書院・私塾とその教育
研究分野 東アジアの思想と宗教がフィールド。中国近世儒教史の研究から出発して東アジア文化の多様性に着目し、現在は中国のほか韓国や日本の儒教、儀礼、祭祀、教育などについて精力的に研究している。
研究業績 『朱子学の新研究』(創文社)、『馮友蘭自伝─中国現代哲学者の回想』1・2(訳注、平凡社)、『泊園書院歴史資料集―泊園書院資料集成1』(関西大学出版部)、『朱子家礼と東アジアの文化交渉』(共編、汲古書院)、『家礼文献集成 日本篇』1~11(関西大学出版部)など多数。
E-mail azumaj@kansai-u.ac.jp
担当教員 二階堂 善弘学術情報システム
研究テーマ 東アジアの民衆文化、道教史、アジアの民間信仰における文化交渉
研究分野 中国の民間信仰や道教の信仰が、日本・東南アジアなどアジア各地でどのように伝わり、受容・変容・衰退していったかを探る。また香港や台湾における信仰のあり方について調査を行う。
研究業績 『東南アジアの華人廟と文化交渉』(関西大学出版部)、『アジアの民間信仰と文化交渉』(関西大学出版部)、『元帥神研究』(劉雄峰訳・斉魯書社)
E-mail nikaido@kansai-u.ac.jp
ホームページ http://www2.itc.kansai-u.ac.jp/~nikaido/
担当教員 韓 淑婷学術情報システム
研究テーマ 日本近世思想史、儒教史、幕末維新史
研究分野 東アジア諸国の思想交渉について、日本における儒教思想の受容と展開を中心に、漢籍と古文書史料を用いて研究している。最近は、江戸・明治期における儒教儀礼の実相という視点から、近代国家の成立における宗教の役割と位置づけを考えている。
研究業績 「幕末における「国喪」儀礼の言説―山田方谷の『義喪私議』を中心に」(『日本思想史学』53、2021年)、「佐久間象山の『喪礼私説』について―幕末における『家礼』受容の一例」(『日本中国学会報』71、2019年)、「佐久間象山と魏源の西洋認識について」(『日本語言文化研究』5、2018年)
E-mail hanst@kansai-u.ac.jp

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文化交渉学(東アジアの歴史と動態)

担当教員 篠原 啓方学術情報システム
研究テーマ 古代朝鮮の外交・制度史、東アジアの碑石文化、韓国・朝鮮文化、韓国現代文化事情
研究分野 朝鮮の金石文資料を中心に、高句麗の対外関係、新羅の制度について研究する一方、文化交渉の視点から、東アジア地域の碑石資料を収集している。最近は韓国の現代文化にも関心を寄せている。
研究業績 「朝鮮王朝の茶礼」(2011)、「東アジアの亀趺の受容と変容―韓国・日本・中国・ベトナムの例をてがかりに―」(2011)、「統一新羅の禅僧碑と王権」(2015)、「南山新城碑冒頭文の解釈と新羅の『法』」(2017)
E-mail shino@kansai-u.ac.jp
担当教員 藤田 髙夫学術情報システム
研究テーマ 東アジアの歴史と文化、東アジア古代交渉史、中国出土史料研究、近代学術形成史
研究分野 中国における国家制度の形成と発展、および東アジア世界における展開と相互の関連性を、出土史料を併用して研究している。また近年は、東アジアにおける近代学術としての歴史学の形成を比較する新領域を開拓中。
研究業績 「東アジア史をめぐる言説について」(2017)、「林泰輔の中国上代研究」(2016)、「漢代における軍費推算の資料と方法」(2016)、「東アジア木簡学のために」(2014)、「蜀の学堂―漢代成都の郡国学」(2013)など。
E-mail tfujita@kansai-u.ac.jp
担当教員 池尻 陽子学術情報システム
研究テーマ 近世東アジア(ユーラシア東部)の歴史と動態、チベット仏教文化圏の交渉史、清朝のチベット仏教政策史研究
研究分野 チベット仏教文化圏(主にチベット・モンゴル・中国)の交渉史を、チベット語・モンゴル語・満洲語・漢語など多言語多系統の史料を用いて研究している。最近は、チベット・モンゴル・中国の境界である青海東部のチベット仏教寺院ネットワークに注目している。
研究業績 「内秘書院モンゴル文档案にみる17世紀アムド東部のゲルク派諸寺院と清朝」(『チベット・ヒマラヤ文明の歴史的展開』、2018)、『清朝前期のチベット仏教政策―扎薩克喇嘛制度の成立と展開―』(汲古書院、2013)
E-mail yikejiri@kansai-u.ac.jp
担当教員 吉川 和希学術情報システム
研究テーマ 東・東南アジアの歴史、近世東アジアの国際関係、ベトナムの社会と文化
研究分野 15~19世紀のベトナム史、特に文書行政、社会変容、中国との関係などを研究している。史料としては、ベトナムの文書館に所蔵される文書史料や、フィールドワークを通じて収集した金石史料や家譜などを使用している。
研究業績 「19世紀前半~半ばにおけるベトナム阮朝の地方支配の変遷と土司」(『歴史学研究』1022、2022)、「十八世紀の北部ベトナムにおける村落の動向」(『史学雑誌』130-6、2021)、「18世紀のベトナム北部山地における軍政と在地首長」(『東南アジア―歴史と文化―』49、2020)
E-mail k_yskw@kansai-u.ac.jp

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