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「救える命を守るために」教員対象救急救命講習会を実施しました。

 中学・高校とも中間考査の5月20日(木)午後に、吹田市消防本部千里救急隊においでいただき、教員対象の救急救命講習会を実施しました。
 中1、高1の先生方を中心に校長先生、中高教頭先生も含め27名の教員が真剣に4時間の講義と実習の講習を受けました。実習中には、「うまい!」「もっと力を入れて!」など救急隊員の方から声がかかりました。講習の最後にはテストもありましたが、全員無事合格でした。現在、生徒のみんなは考査中。先生たちも負けられませんからね。
 私たちはいつ、どこで突然のけがや病気におそわれるかわかりません。特に心臓や呼吸が止まってしまったとき、一刻も早い救命処置が必要です。救命処置をしなかったら、したときに比べ命が助かる可能性は半分以下になり、10分を過ぎると助かる可能性が急減します。救急車が来るまでの6分間(全国平均)に、少しでも命をつなぐリレーを行う。救急救命講習の目的はそこにあります。
 関大一中・一高には心室細動などで機能をなくした心臓に電気ショックを与え、正常な動きをとりもどすAEDを4台設置しています。この台数は中高レベルではたぶん全国でもかなりのレベルです。でも、AEDがあっても使い方を知らないとどうしようもありません。関大一中・高の教員は基本的に3年に一度、AEDも含めた救急救命講習会を受けています。教諭はすべて受講経験者です。さらに、今年からは教員だけではなく中1のみんなにも総合学習の時間に、応急手当普及員資格をもつ養護教諭と体育教諭とのペアによる救命講習の授業を開講しています。この授業では、応急手当普及員の資格を持ち、ボランティアで命を救う活動をされている前重さんご夫妻にも協力いただいています。
 救える命を救う。安心して学園生活を送る。ちょっとオーバーかもしれませんが、でも真剣に、関大一中一高は「命を守る日本一の学校」づくりを目指したいと思っています。

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