Learning
関大一高での学び
カリキュラムポリシー
知育・徳育・体育の高度に調和した人間教育と、変化する社会に積極的に対応しうる能力・意欲・創造性を養うことを教育方針とし、その実現のために以下の教育を行う。
- ①併設校のメリットを活かしたカリキュラムを編成し、将来につながる基礎的知識・技能を確実に身につける。
- ②学校行事や課外活動、中大・高大連携講座などを通して、視野を拡げ、進取の気性に富んだ人間を育成する。
- ③学校生活を通して自主性を育み、規律を重んじ、協同と自治の精神を育成する。
- ④生涯にわたって健やかな生活を送るための体力の向上をはかる。
- ⑤思考力、判断力、表現力を育成し、生徒自らが課題を発見し解決する意欲と能力を育むため探求型の教育を行い、グローバル化する現代社会に対応できる人間を育成する。
教育活動
本校では、受験に振り回されない落ち着いた雰囲気の中で、生徒一人ひとりがのびのびと成長できる環境を実現しています。学業面では、平日6時間・土曜4時間、週6日の授業を通して、バランスの取れた教育を実践しています。大学の併設校としての利点を生かし、受験勉強に悩むことなく、やりたいことに思う存分取り組める環境が本校にはあります。部活動の入部率は高く、好きなことに打ち込みつつ、勉強にも手を抜かない学園生活を送っています。
また、宿泊研修をはじめとする様々な行事や活動を通じて、仲間作りを行っています。日常生活全般にわたり、感謝の気持ちを忘れないこと、他人に対して思いやりの気持ちをもつことを重んじて指導しています。2年生からは、一人ひとりの進学希望に合わせて、3コース制のカリキュラムになります。文Iコースは、主として関西大学をめざします。文IIコースは、関西大学はもとより、国公立大学の文系学部もめざせる授業を取り入れます。理コースは、関西大学の理工系学部や他大学の医歯薬系学部を含め、国公立大学の理系学部をもめざせる授業を取り入れます。生活指導面では、高校生らしい礼儀と生活態度を身に付けられるようきめ細かく指導し、関大一高生としての自覚と誇りを養います。
総合的な探究の時間
1・2年生では、探究の基礎となる力を養うために、表現力養成や、コンピテンシー（能力や行動様式）の理解と、ビジネスコンテストなどを通した基礎的探究などに取り組んでいます。
3年生では、文系・理系に分かれて探究活動に取り組みます。文I・文IIコースでは、日経STOCKリーグ（中・高・大学生対象の金融・経済学習コンテスト）に参加しています。チーム毎に、社会的課題をもとに投資テーマを決め、投資する企業（銘柄）を選定し、バーチャル株式投資システム上で投資を行うことで、経済や株式投資について学ぶとともに、生徒自身が課題を設定し、その解決策を考える中で、投資を通じた社会貢献の形を探究しています。
理コースでは、村田製作所さんのご協力の下、Pifaa/AIRSual（多機能センサーと、それらを活用するためのプラットフォーム）を活用した社会課題の解決方法の探究を行っています。チーム毎に社会課題を解決するためにPifaa/AIRSualが出来ることを模索し、実際にセンサーを用いた調査も実施します。探究結果のプレゼン時には村田製作所さんにお越しいただき、生徒のプレゼンを聞いた上で、ご講評をいただいています。
海外英語研修
本校では1・2年生の希望者を対象に、カナダ・バンクーバーでの海外英語研修を実施しています。過去に研修に参加した生徒全員が、「是非、もう一度いってみたい」「英語力に自信を持ちました」「今後ますます英語を勉強する気持ちになりました」などと感想を述べています。
カナダ南西部に位置するバンクーバーは、高層ビル群が並ぶ大都市でありながら、周囲は海や緑で囲まれており、大自然と都会のバランスが絶妙な「世界で最も住みやすい都市」として、世界中からたいへん人気を誇っています。様々な民族が入り交じって暮らす、世界有数の「モザイク都市」であり、各国からの移民が多いため、外国人に対する住民の理解も深く、安心して研修できる都市となります。
【研修プログラムについて】
研修前半は「5 to 1 + 1 buddy 語学プログラム」と「サマーキャンプコース」から選択します。研修後半、午前中はカナダ人講師やバディと一緒にスタディーセンターでESL英語研修（バディースクール体験）を実施。午後はアクティビティ（スポーツ交流や校外学習など）でカナダの歴史や自然と触れ合います。
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＊「5 to 1 + 1 buddy 語学プログラム」
本校生徒5名と現地の英語の先生1名、現地のカナダ人学生1名で1グループになり英語研修を行います。少人数制で会話を中心とした授業ですので、リスニング能力・スピーキング能力の向上に加え、英語で自分の意見を表現する能力を身につけることを目的としたプログラムです。 -
＊「サマーキャンプコース」
ノースバンクーバーの美しい自然と調和した近代的な設備を備えたキャピラノ大学のキャンパスで過ごします。本校生徒を含めた多くの外国からの学生が集い、グローバル英語レッスンと将来に備えたスキルワークショップを実践します。
【宿泊先について】
宿泊はホームステイとなります。原則1家族1名で現地家庭に滞在します。滞在先は基本的に受け入れ学校の地域から紹介を頂く家庭です。朝食と夕食はホームステイ先の各家庭で、昼食は各家庭で準備したランチを学校で食べます。サマーキャンプコースはその期間のみキャピラノ大学の学生寮に宿泊します。
※行事の内容は､年度によって多少異なる場合があります｡
| 日程 | 5 to 1 + 1 buddy 語学プログラム | サマーキャンプコース |
|---|---|---|
| 1日目 | 14時30分頃 大阪国際空港出発 → 12時頃 バンクーバー空港到着 → ホストファミリーと対面後、各家庭へ |
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| 2日目 | ファミリーとの休日 | |
| 3日目 | ファミリーとの休日 | サマーキャンプに移動 アクティビティ・キャンプ滞在 |
| 4日目 | AM 5 to 1+1 buddy 語学プログラム PM コミュニケーションゲーム |
サマーキャンププログラム アクティビティ・キャンプ滞在 |
| 5日目 | AM 5 to 1+1 buddy 語学プログラム PM 日系プレイス訪問 |
サマーキャンププログラム アクティビティ・キャンプ滞在 |
| 6日目 | AM 5 to 1+1 buddy 語学プログラム PM ピースアーチパークへ |
サマーキャンププログラム アクティビティ・キャンプ滞在 |
| 7日目 | キャピラノ・サスペンションブリッジパーク ＆グラウスマウンテン観光 |
サマーキャンププログラム アクティビティ・キャンプ滞在 |
| 8日目 | AM 5 to 1+1 buddy 語学プログラム PM スカベンチャーハントゲーム |
サマーキャンププログラム アクティビティ・キャンプ滞在 |
| 9日目 | ファミリーとの休日 | サマーキャンププログラム バンクーバーへ移動 |
| 10日目 | ファミリーとの休日 | |
| 11日目 | AM 5 to 1+1 buddy語学プログラム PM フォートラングレーでカナダの開拓の歴史等学ぶ |
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| 12日目 | AM 5 to 1+1 buddy語学プログラム PM カナディアンスポーツ体験 |
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| 13日目 | AM 5 to 1+1 buddy語学プログラム PM ダウンタウン散策 |
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| 14日目 | ビクトリア観光 | |
| 15日目 | 5 to 1+1 buddy語学プログラム → ホストファミリーを招待してサヨナラパーティー |
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| 16日目 | ホストファミリーとお別れ → 空港へ 14時頃 バンクーバー空港出発 |
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| 17日目 | 20時頃 大阪国際空港到着 | |
ICT教育
充実したICT環境
本校では入学時、学校用に設定されたiPadを購入してもらい、授業や部活動など学校生活の様々な場面で活用しています。iPadは学校側で一括管理しており、学習者用の端末として遠隔で制御しています。校内の無線LANにはフィルタリングソフトを導入しており、安全でかつ安心な環境下でiPadを使用してもらっています。
学習での活用
学習を進める上でわからないことがあればインターネットで調べたり、グループでPowerPointのスライドを共同編集して発表の準備をしたりと様々な場面でiPadを活用した学習を進めています。また本校では、授業支援アプリとして「MetaMoji ClassRoom」を活用しており、従来の紙面による学習のデジタル化を行うことで、授業内容を理解できていない生徒に授業内で個別支援を行ったり、生徒の意見をリアルタイムに共有したりとデジタル技術を活用した授業を展開しています。
コミュニケーションツールの活用
コミュニケーションツールとして「Microsoft Teams」を導入しており、教材の配信や課題の提出などはもちろんのこと、学級活動や部活動での連絡ツールとしても活用しています。感染症対策によって出席停止や学級閉鎖・休校になった際には、「Microsoft Teams」の会議を利用したオンラインによる学習支援も行っています。
