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高校2年生 修学旅行2日目

第2学年修学旅行2日目

 今朝のルスツは快晴。しかも暖かい! 手袋なしで平気なくらいです。
 朝の点呼もスムーズに追え、体育館で朝の集い。ラジオ体操、腕立て、腹筋で体に活を入れ、続く朝食で体内にエネルギーを入れ、準備は万全! いざゲレンデ!

 開講式を終えると、いよいよ班ごとに分かれて講習が始まりました。経験者班はさっそくリフトに乗って上のほうへ。スキー初心者班は板のはき方を教えてもらった後はカニ歩きで少しだけゲレンデを上り、ボーゲンの練習。スノーボード初心者班は、同じく板のはき方を教わって、ズルズルと前を向いた姿勢で滑り降りる練習。
 しかし、この基本こそがこれらのスポーツの最大の難関かもしれません。とにかく転ぶ、転ぶ、転ぶ。スキー初心者は転ぶと板が邪魔でうまく立てません。板が外れたら外れたで、ゲレンデ上で履きなおすのに一苦労。そしてまた転ぶという負のスパイラル状態へ。ボードは後ろゴケから立ち上がろうとして前ゴケ。腕やら腹筋やらを酷使する羽目になって、滑り出す前に疲労困憊。とにもかくにも、この最初の難関をどう乗り越えるかが肝心なのです。
 しかし、今回は素晴らしいインストラクターの方々が丁寧に指導してくださるおかげで、どうやらほとんどの生徒はこの難関を軽くパスした模様です。講習開始後2時間ほどしてゲレンデに様子を見に行ったときには、初心者のみんなも、転んでも転んでもめげずに楽しげに起き上がっておりました。

 さて、あっという間にお昼。みんなぞろぞろとホテルの食堂に戻ってきます。さすがに今回初めてのスキー・スノーボードだった生徒達はさすがに疲れた顔。びしょびしょになった布製のゼッケンが、何度も転んでは立ち上がってきたことを無言で示しています。一方上級者班のゼッケンは全く濡れておらず。さすがの貫禄です。どっちも立派なことなんですよね。失敗してもめげずに何度も立ち上がることも、実力を遺憾なく示すことも、どちらも尊いことに変わりはありません。

 昼食はローストビーフ丼。みんなぺろりと平らげて、休息もそこそこに、またゲレンデへと戻っていきました。

 午後からは、多くの班が、朝のホテル前のゲレンデを離れ、ゴンドラに乗って隣の山へ向かいました。朝はふもとの方で基礎練習をしていた生徒達も、ゴンドラとリフトを乗り継いで、いよいよ本格的なゲレンデデビューを果たしました。
 午前中と同じように、午後の講習開始からしばらく経って様子を見に行くと、驚きました。朝は生まれたての小鹿という定型表現がぴったりだったみんなが、きちんとボーゲンで滑っているではありませんか。近づいてみると、「先生、もう転びませんよ!」とか「滑れるようになりました!」とかすごい笑顔で話しかけてくれたことが、とてもうれしく感じました。中でもうれしかったのはこんな言葉。「先生、私は絶対スキーなんてできないし、楽しくないだろうって思ってました。でも、今、すごく楽しくなってきたんです」 もう、それだけで、この修学旅行の意味はあったって断言していいと思います。今まで知らなかった新しい世界に触れて、それを楽しいと思えること。それは本当に素晴らしいことだと思うのです。

 そしてあっという間に午後の講習も終了。多くの講習班は、明日はさらにもう一つ向こうの山に向かおうとしているようです。その山は、多くのコースが中級レベル以上というマウント・イゾラ。果たして初心者のみんなが、この山にどう立ち向かうのか。とても楽しみです。

 なお、怪我等で講習に参加できなかった生徒達も、そり遊びをしたり、山頂までゴンドラで景色を見に行ったり、ホテル内でアイスクリーム作りや、ガラス工作をしたりして、過ごしました。今日はホテル近辺での活動でしたが、明日はバスで特別北海道ツアーを予定しています。

 講習後は部屋でシャワーを浴びたり、お昼寝をしたりおしゃべりをしたりして、のんびり過ごし、晩御飯。今日の目玉はカニ食べ放題。山盛りのカニを積み上げている生徒もいました。その他のメニューもとても美味しく、疲れた体を癒すには十分すぎる食事でした。

 食後はお土産購入タイム。すごい量のお土産を買っている人もいて、「そんなにどうするの?」と聞いたら「一族に配るんです」との返答。そうか、一族か、と思わず納得させられそうになってしまいました。

 そんなこんなで夜も更け、早くも就寝時間。楽しい時間はあっという間に過ぎていくものです。では、おやすみなさい。

<修学旅行委員のコメント>
A組
スキー、スノーボード一日目の講習日。ゲレンデに一歩踏み出せば、大阪では見ることのできない北海道ならではの真っ白な景色が広がっていました。
 雪がまぶしく見えるほど、天気も快晴で、私たち生徒はわくわくどきどきしながら講習を受けました。
 私は初めてスキーをしたのですが、はじめは期待よりも不安のほうが大きく、ちゃんと滑れるか心配でした。でも、インストラクターの方がとても優しく丁寧に、一から教えてくださり、不安がいつのまにか楽しみに変わっていました。リフトに乗って見るゲレンデもとてもきれで感動しました。
 午後は少し高い所から長い距離を滑り、まだぎこちない部分もありましたが、とても気持ちよく、スキーっていいわ!とみんなで言っていました。
 スキーの楽しさを知ったとても素敵な一日になり、よかったです。

B組
 いよいよ、スキーとスノボの講習が始まりました。
 僕はスノボにしましたが、スキーと違ってストックがないので、バランスが思ったようにはとれず、すぐにこけてしまいました。でも、コーチや友だちのアドバイスを聞いて、何とか少しだけ滑ることができました。
 明日はみんなと同じぐらい滑ることができるようになり、みんなとおいしくオムライスが食べたいです。

C組
 今日は一日目のスキー・スノボ講習をしました。昨年まではスキーのみだったのですが、今月からスノボが追加されて、自由に選ぶことができるようになりました。
 私はスノボを選択したのですが、初挑戦だったので、初めはしりもちをついたり、背中を打ったりと苦戦しっぱなしでした。しかし、わかりやすく、やさしく指導してくださったインストラクターさんのおかげで、全く未経験だった私たちが全員楽しみながら滑れるようになりました。
 昼ごはんはローストビーフ丼で、運動後だったせいか、私の中では今までで一番おいしい丼でした。
 明日はさらにレベルアップしたコースで滑るので、気合を入れてがんばりたいです。



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