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高校1年生 講演 「福島の今」を行いました

 9月20日(木)、6限HRの時間に本校の東野教諭が「福島の今」と題して講演を行いました。本教諭は夏休み中に福島を訪れました。

 講演では、地図で場所を確認しながら、実際に測定した放射線量の値を見たり、未だに生々しく残る津波の爪痕の写真を見たりしました。生徒たちは講演を聞きながら、今も深刻な問題の残る福島に様々な思いを巡らせているようでした。

 また、放射線が人体にどう影響するのかを説明したあと、話は原子力発電の是非にまで及びました。

 膨大な量の情報が簡単に手に入る現代においては、自分に必要な、正しい情報を取捨選択し、その上でどうすべきか自分の頭で考えることが大切です。それが出来るようになるためにも、今は勉強して知識を蓄え、しっかりとした考えを持った人間に成長して欲しいと思います。


 【生徒の感想】
「除染作業をするのはそんなに意味がないんじゃないかと思っていたけど、すごく放射線の量が減っていて、やったとやらないとでは全然違うんだなと思いました。放射線は他の災害と違って、結束するのではなく離れていくという言葉がすごく心に残りました。見た感じでは普通の災害と変わらないけど、人の心は災害以上に傷つけられているんだなと思いました。」

「汚染された土はどうしたら一番いいのか、はやく解決してほしいです。全然復興していないところとか、見ていてさみしい気持ちになりました。直接行くのはちょっと無理だけど、何かしないといけないのかなぁという気になりました。」

「1年半前のこととはおもえないくらいにリアルだった。同じ日本に住んでいて、こんなにも何も知らなかった自分のことが恥ずかしくなった。今も復興活動が続けられているが、国がもう少し本気になって取り組むためにも一人一人が原発のことを見つめ直す必要があると思った。」

「原発事故は東北の問題だけではないと思いました。テレビなどでしか見たことがなかった福島県の現状を説明してもらえて深刻な問題であることをあらためて感じました。」

「ベクレルやシーベルトについて、今まで聞いたことがあったが意味はわかっていなかった。それが今回の授業でわかり、改めて色々なニュースで言われていたことが理解できた。また、津波による被害、放射線除去作業など震災から1年半の間で聞いたり見たりしたけど忘れていることを思い出し、改めて震災や原発事故による被害の悲惨さについて考えた。」

「何か自分にできることを探して考えて行動することが大切なんだなと思いました。新エネルギーをみつけたり原発をなくすなくさないとかも大事だけど、復興や被災者の心境などの方が大事だと思いました。」

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