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高校1年生 宿泊研修 2日目

 朝から快晴。空気はひんやりしていますが、いい天気になりました。全員元気にグラウンド集合。ラジオ体操をして身体をほぐしたあと、朝食です。

 午前中、A~F組は鞆の浦へフィールドワーク。
 鞆の浦は江戸時代からの歴史的な街並みが今なお残っている場所です。30年ほど前より、交通の利便性を上げるためにバイパスを建設する計画が立ち上がりました。その時から架橋の是非をめぐって賛成派と反対派の対立が起こっている場所です。昔からの道路が残っているために、道幅が狭く自動車の通行には不便です。さらに崖の上のポニョの舞台にもなり、より一層観光客が増えて交通問題をより深刻にしています。一日目の晩に地元ボランティアの方から歴史的な名所の紹介と現状について講演いただきました。

 現地では雁木(干満の差が大きい海岸での船着き場の工夫)や坂本龍馬が紀州藩を相手に直談判した「いろは丸事件」談判跡、朝鮮通信使が宿泊し「日東第一形勝(日本一の景勝地)」と称えた複禅寺の対潮楼などを見学しました。移動中には人一人が通るのがやっとの裏路地や、「離合可能」という標識のある場所でしかすれ違うことのできない道路を通りました。

 生徒たちは、歴史の名所をたどる中で「住民の利便性と日本全体の歴史的財産のどちらを優先すべきか」という問題の難しさ、複雑さを感じてもらえたと思います。このような問題に目を背けるのではなく、自分なりの解決策を模索してほしいと願っています。

 一方、G~J組は昨日に引き続きカッター訓練。
 今日はレースです。みっちり練習を積んだ各艇は、10時30分スタートブイに整列。一斉にスタートした各艇は、昨日の模擬レースよりも白熱した展開を見せてくれました。結果は、J組(8号艇)が優勝、準優勝はH組(4号艇)でした。しかしながら、各艇それぞれに声を掛け合い、一艘のカッターボートを漕ぐことで、クラスの絆を深められたことと思います。

 午後からは、A~F組がカッター訓練。
 少し風が吹いたものの、昨日に続いて天候にも恵まれ、1クラス2艇のカッターで海に漕ぎ出しました。初めての櫂の操作に戸惑っていましたが、すぐに全員の息が合い始め、どんどんスピードを上げて行きました。最後に、明日の前哨戦として、800メートル程のミニレースを行いました。明日はこれの約9倍の距離でのレースです。各クラス作戦を練って頑張って欲しいと思います。

 一方、G~J組は集団行動訓練です。
 整列や号令など、関大一高で過ごしていく際に必要な基本動作を学びました。また、後半では、クラスごとに校歌練習や明日の大縄跳び大会に備えて練習しました。

 夕食後は、学年集会。その後、A~F組は鞆の浦フィールドワークの事後学習、G~J組は担任によるホームルームを行いました。



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