ごあいさつ

関西大学大学院心理学研究科心理臨床学専攻は、全国で第5番目の臨床心理専門職大学院として、平成21年4月に設立されました。以来、212名の修了生が巣立ち、関西だけでなく関東・中部、ならびに九州の各方面でも活躍しています。本大学院の目的は、心理臨床に関する高度な実務教育により臨床心理専門職業人を養成することです。2年間に専門の知識と技能を段階的かつ効率的に習得できるように、講義・演習系科目と技能・臨床実習系科目のバランスに配慮したカリキュラムを編成しています。また医療・福祉、学校・教育、産業・キャリアの三つのコースを開設し、修了後の各自の進路を見据えた学びを進めることができるのも、本大学院の大きな特徴です。さらにカウンセリングなどの技能を習得するためには個別的な教育が必要と考え、臨床実習系科目では少人数のクラスによる、きめ細かな指導を行っています。
さて、これまで本大学院は臨床心理士の養成に特化した教育課程を展開してきました。開設以来8年が経過し、2015年9月には公認心理師法案が成立するなど、心理職養成における大きな転換期にさしかかっています。本大学院でも、心理職の国家資格化の動向をみながら、社会の要請に応えられるように、教育課程の改革に取り組んでまいりたいと考えています。

関西大学大学院心理学研究科
心理臨床学専攻長

寺嶋繁典