研究活動 2017年度

「文化財保存修復の大学教育・教育活動に関する研究会」を開催 平成30年(2018年)3月

2018年3月16日(金)に、山形県山形市にある東北芸術工科大学にて、同大学と共催で「文化財保存修復の大学教育・教育活動に関する研究会」を開催しました。研究会には、日本全国より、大学等の高等教育機関において、文化財の保存・修復などの教育に携わる専門家約40名が集まりました。

研究会のはじめには、2001年4月に開設された東北芸術工科大学附属の文化財保存修復研究センターを視察しました。同センターでは、東北地方を中心に、地域の文化財や美術品を対象とした多方面の活動がおこなわれています。

研究会では、文化庁地域創成本部事務局長の松坂浩史氏より「文科省からみた大学教育の現状と文化財教育の課題」の基調講演を、筑波大学世界遺産専攻教授の松井敏也氏より「文化財保存修復教育の実態調査と課題」の基調報告を頂きました。そして、東北芸術工科大学文化財保存修復研究センター長を務める沢田正昭氏(当センター研究員)を座長として、文化財保存修復の教育をテーマとする総合討議をおこないました。各大学等で取り組む教育活動について関係者間で情報を共有するとともに、今後の文化財保存修復等における課題について意見を交換する貴重な機会となりました。

当センターが主催する研究会は今回が最後となりますが、同様のテーマを取り上げた会合の場は、来年度以降も継続して設けられる予定です。

「2017年度文化財保存修復セミナー」の開催 平成30年(2018年)2月

2018年2月22日から28日にかけて、計6日間の「2017年度文化財保存修復セミナー」を開催しました。本セミナーは文化財について幅広く学ぶことを目的として、文化財の修復・修復分野の第一線で活躍されている研究者や専門家の方々を講師にお招きし、これまで四回開催してきました。五回目となる本セミナーでは、これまでの内容と少し趣向を変え、座学に加え、実習や実地研修を盛り込みました。大学生や院生、社会人など様々な目的を持った計25名の方々にお申込みいただき、関西以外からも多くの方にご参加いただきました。

座学では、人類にとって文化財とは何か、文化財をなぜ保存するのかといった課題について共通認識を持った上で、文化財にまつわる法律や制度、文化財科学などについて考えました。また、歴史的構造物や遺跡、金属文化財、国際協力など、文化財や文化遺産にまつわる全般的な知識を学びました。

実習を取り入れた講義では、和紙と織物、漆工芸品など美術工芸品の伝統技法・材料について、実物に触れながら学びました。また、彩色文化財をテーマとした講義では、古代に使用された彩色材料について学んだ後に、実際の彩色材料を用いて、奈良時代に描かれた文様を描く実習に取り組んだ他、文化財の生物劣化をテーマとして講義では、文化財害虫やカビの調査方法や対策について、グループに分かれて実習をおこないました。そして、画像合成処理による文化財の三次元モデルの生成や、文化財の取り扱い・梱包方法について、実践的に学びました。

また、奈良の元興寺文化財研究所、東大寺ミュージアム、正倉院事務所、大阪吹田市の国立民族学博物館を訪問し、実地にて研修をおこないました。元興寺文化財研究所では、文化財の修復現場を見学し、さまざまな種類の文化財の調査方法、修復方法を教えていただきました。また正倉院では、正倉院宝物の分析および修復をおこなう施設を訪れ、各種の分析機器に触れるとともに、奈良時代より使われてきた校倉造りの宝物庫を訪れ、正倉院に数多くの文化財が残った理由についてお聞きすることができました。

国立民族博物館では、資料の保存・管理について座学で学ぶとともに、収蔵室や殺虫処理室を訪れ、実地にて博物館資料の保存活動に触れることができました、また、同館で実施される資料点検方法を実習形式で体験するとともに、温湿度管理、包材、収納箱作りについて、実際の資機材を間近に見ながら学ぶことができました。

受講者に配布したアンケートの回答では、「座学だけではなく、実習も受けることが出来てより深い理解に繋げることが出来た」、「大学の授業では受けることのできない講義や実習ばかりであり、良い経験となった」といった声が聞かれました。

中期エジプト語フォローアップ講座を開講 平成30年(2018年)2月

2月1日(木)、2日(金)の2日間にわたって、「中期エジプト語フォローアップ講座」を開講いたしました。本講座は、当センターのサラーハ・エル・ホーリ氏(カイロ大学考古学部)の来日に合わせ、本研究センターで主催した「中期エジプト語講座(初級または中級)」を受講された方や、エジプト語の学習経験がある方を対象として、より深くエジプト語を学んでいただくことを目的に企画いたしました。

本講座では、古代エジプト文学の重要な資料である「シヌヘの物語」、「雄弁な農夫の物語」、「難破した水夫の物語」の三作品を教材として、エジプト語文法の復習にも取り組みながら、各資料の内容を詳細に読み解いていきました。「難破した水夫の物語」の読解では、これまでの講座では取り上げていない、ヒエラティックの資料を使用しました。日本ではヒエラティックに触れる機会は少なく、受講生の方々にとって良い機会となったのではないかと思います。

エジプト文化遺産研究会を開催 平成30年(2018年)1月

1月31日(水)に「エジプト文化遺産研究会―エジプト遺産保護の現在」を関西大学梅田キャンパスにて開催いたしました。本研究会は、当センターの研究員であり、カイロ大学考古学部で長年にわたりエジプト学研究の分野で活躍するサラーハ・エル・ホーリ氏と、エジプトのサッカラ遺跡で保存修復の実務にあたるアシュラフ・エワイス氏の来日に合わせ、エジプトにおける文化遺産の学術研究と保護活動の現状をご講演いただくことを目的に企画しました。平日の開催にも関わらず、定員数を超える大勢の方々にお越しいただき、盛会となりました。

セッション1では、エジプト中部のミニヤ近郊にあるツナ・エル・ガバル遺跡での最新の発掘成果と、古代エジプトの教訓文学の研究についてサラーハ氏にご講演いただきました。また、当研究センターの肥後時尚RAが文献資料を取り扱う古代エジプト史の研究手法について紹介しました。

セッション2では、サッカラ遺跡の保存修復活動について近年の実例をあげ、アシュラフ氏にご講演いただきました。また、当研究センターの末森薫PDが、日本が取り組むエジプトでの文化遺産保護の活動を紹介しました。

セッション3では、関西大学大学院と関西大学の学生3名による、修士・卒業研究の成果を発表しました(松村由美「トトメス3世時代の神官職から見た外国人と『もたらされた物』-神官プイエムラー墓の壁画を中心として-」、尼崎弥生「古代エジプトの教訓文学と道徳教育」、東濱直希「古代エジプト初期王朝時代における王権観-パレルモ・ストーンとその関連史料を例に-」)。学生の皆さんにとっては、一般の方々の前で研究の成果をお話する貴重な機会となり、多くのご質問やご助言をいただくこともできました。

サッカラ遺跡保存修復者を対象としたワークショップの開催 平成30年(2018年)1月

2018年1月29日(月)、30日(火)にサッカラ遺跡保存管理事務所の若手研究者によるワークショップを行いました。

29日(月)には、清水寺を訪れ、自活用や地域との連携・協力して実施される「文化財防火運動」の一環として行われた合同消防訓練を見学しました。また、京都国立博物館文化財保存修理所内にある岡墨光堂の工房を訪問し、文化財の修理現場を見学させていただきました。その際、岡墨光堂の岡岩太郎さんから、装潢技術の壁画への活用や修理におけるドキュメンテーションについてお話をうかがいました。

30日(火)には当研究センターにて文化遺産のドキュメンテーションをテーマとしたワークショップを行いました。末森薫氏から写真撮影の基礎知識及び技術、赤外線・紫外線を用いたマルチスペクトラル・イメージングについて、安室喜弘氏からSfM(Structure from Motion)を用いた三次元モデルの生成について実習形式で講義を行いました。

2017年度 第3次エジプト調査を実施 平成30年(2018年)1月

2018年1月17日(水)から1月25日(木)にかけて、エジプト、サッカラにて現地調査とワークショップを実施しました。また、イムホテプ博物館、サッカラ遺跡群、ギザ遺跡群、第二の太陽の船の修復現場を訪問しました。

現地調査では、イドゥートの地下埋葬室における壁画の現状を確認・記録し、出土品の再整理をおこないました。また、地下埋葬室と上部構造に設置した温湿度データロガーのデータを回収しました。1月23日(火)には、関西大学が10年以上にわたって継続してきたイドゥートのマスタバにおける研究活動の評価と今後の課題について関係者間で話し合う総合討議の場を設けました。まだ多くの課題が残されていることを確認し、エジプトの関係者からは、プロジェクトの継続を希望する意見が提示されました。

1月21日(日)から1月23日(火)にかけて、サッカラ遺跡の保存修復技術者を対象として、「フノリを用いた壁画の表打ち技術」をテーマとしたワークショップを開催しました。フノリは、乾燥した海藻から抽出される粘着成分で、日本では古くから保存修復材料として用いられています。イドゥートの地下埋葬室壁画の保存修復作業においても、彩色層の表打ちにフノリを用いました。ワークショップでは、(株)岡墨光堂の岡岩太郎氏に、文化財修復におけるフノリの特徴や使い方について実例を交えながら講義をして頂きました。また、3つのグループに分かれ、フノリの抽出作業や、フノリを用いた壁画モデルの表打ち、表打ちの除去を実習しました。ワークショップの参加者からは多くの質問が寄せられ、フノリを用いた修復の利点や欠点などについて活発な議論がおこなわれました。

2017年度バーレーン調査を実施 平成29年(2017年)12月

2017年12月22日(金)から12月28日(木)にかけて、バーレーン王国バルバル神殿にて現地調査をおこないました。

バルバル神殿は、紀元前2100年頃から造営されてきたバーレーンを代表する神殿遺跡であり、当時の供物台や儀式用の施設が残されています。当センターは、バーレーン文化省のサルマン・アルマハーリ氏の協力のもと、バルバル神殿の保存・活用を目的とした調査を2015年度から進めています。

今回の調査では、現場での調査に先立ち、バーレーン国立博物館にて成果報告会を開催しました。報告会には、サルマン・アルマハーリ氏をはじめとするバーレーン文化省の方々や、国立博物館保存修復室のスタッフ、在バーレーン日本国大使館、経済・文化・後方部門の中島俊哉一等書記官にご参加いただき、関西大学の調査・研究の成果をバーレーンの専門家と共有するとともに、今後のバルバル神殿の保存・活用に向けた課題を話し合いました。

バルバル神殿の調査では、前回の研究成果および遺跡の状態や特徴を踏まえ、重点的に調査をおこなう対象区域を選定しました。そして、シュミットハンマーやエコーチップといった新たに携行した機器を用いた石材劣化診断や、3Dレーザースキャナー、およびドローンでの空撮による調査対象区域の詳細データの取得、発掘時に撮影された写真との照合に用いる画像データの取得などをおこない、重点対象区域の詳細な情報を入手しました。

最終成果報告会「総合文化財学の構築を目指した5年間の軌跡」を開催 平成29年(2017年)12月

2017年12月17日(日)に「総合文化財学の構築を目指した5年間の軌跡」と題した当センターの最終成果報告会を開催致しました。当日は100名近くの方にご来場頂き、「国際的な文化財活用方法の総合的研究」を課題として当センターが取り組んできた研究活動の成果を報告することができました。

セッション1では、センターの五年間の活動を概括した後に、文化財修復グループの西浦忠輝氏、国際文化グループの森貴史氏、エジプト学・エジプト社会グループの岡絵理子氏より、文化財・文化を対象とした文理融合型の研究成果を報告しました。

セッション2では、当センターが長年取り組んできたエジプトのサッカラ遺跡にあるイドゥートのマスタバ墓での研究成果のうち、アフメド・シュエイブ氏、アーデル・アカリシュ氏より地下埋葬室壁画の保存修復について、西形達明氏、鶴田浩章氏、中村吉伸氏より地下埋葬室の岩盤の強化対策について、安室喜弘氏よりIT技術を応用したドキュメンテーションについて報告がありました。

そして、セッション3では、バーレーン王国文化省のサルマン・アルマハーリ氏(同氏は都合により参加が叶わなかったため、代読という形で発表しました)より、バーレーン王国の文化遺産についてご紹介頂いた後に、肥後時尚氏より当センターがバルバル神殿にて取り組んできた活動成果について報告しました。また、口頭での報告以外にも、ポスターの掲示や、刊行物の配布という形で多岐にわたる研究成果を発信しました。

最後のセッションでは、来場者から頂いた質問にお答えするとともに、エジプト人メンバーのサラーハ・エル・ホーリ氏、アフメド・シュエイブ氏、アーデル・アカリシュ氏、マイサ・マンスール氏の四名が登壇し、「文化財保存のこれから」をテーマにディスカッションをおこないました。当センターの活動を通して得られた成果について、それぞれの立場から意見が述べられるとともに、エジプトの文化遺産保護には依然として多くの課題が残されており、今度も引き続きプロジェクトを進めていきたいという強い希望が提示されました。

「中期エジプト語講座 中級 2017」 平成29年(2017年)11・12月

 2017年11月18・25日(土)12月3日(日)の3回にわたって「中期エジプト語講座 中級 2017」を開講しました。

 本講座では、当センターが開催した「中期エジプト語講座 初級」で古代エジプト語の基本文法を学ばれた方や、古代エジプト語の十分な学習経験のある方を主な対象とし、藤井信之氏(当研究センター研究員)と肥後時尚氏(当センターリサーチ・アシスタント)が講師を務めました。

 本講座は、古代エジプト語の実践的かつ専門的な学習に取り組む機会を提供することを目的に開催致しました。

 1日目には古代エジプトのなかで最も有名な文学作品である「シヌヘの物語」、「雄弁な農夫の物語」の一部を、2日目には古代エジプトの碑文資料の中から「ピィの戦勝碑」と「マアティの供養碑」の二点を、3日目に「コフィン・テキスト」と「死者の書」の二種類の葬祭文書の一部を取り上げ、読解に挑戦しました。

サッカラにて国際専門家会議を開催 平成29年(2017年)11月

当センターは、2017年11月8日(水)、9日(木)にかけて、国際専門家会議「サッカラの文化遺産保護に向けて-関西大学調査ミッション10年間の軌跡-」を開催致しました。この会議は、文化財保存修復拠点(2008年-2013年)および国際文化財・文化研究センター(2013年-2018年)を中心として行われた足かけ10年以上にわたる関西大学の活動や研究の成果について現地の専門家と共有することを目的に企画致しました。現地の専門家に多く参加してもらえるよう、サッカラ遺跡近くのサッカラ・パームクラブを会場に選定し、会議には、エジプト人、日本人の専門家をはじめとして、80名を超える方々にお越し頂きました。

会議初日には、在エジプト日本大使館の向賢一郎公使から開会のご挨拶を賜りました。その後のセッションでは、末森薫氏、サラーハ・エル・ホーリ氏から関西大学調査ミッションの概要とサッカラ遺跡について、アフメド・シュエイブ氏、西浦忠輝氏、ラファオ・クーン氏、パウリーナ・ユシュチュック氏から各国の壁画保存について、マイサ・マンスール氏、高鳥浩介氏からエジプトと日本における文化財の生物劣化について、研究成果の報告・発表がありました。

会議2日目のセッションでは、アーデル・アカリシュ氏、中村吉伸氏、鶴田浩章氏、西形達明氏、伊藤淳志氏、松井敏也氏から文化遺産における岩盤や石材の保存修復について、安室喜弘氏、肥後時尚氏から文化財におけるドキュメンテーションとその活用について、アシュラフ・エワイス氏、サルマン・アルマハーリ氏からエジプトとバーレーンにおける文化遺産の管理・マネージメントについて、研究成果の報告・発表がありました。会議の最後には西浦忠輝座長のもと、「サッカラの文化遺産保護における今後の課題」をテーマとする総合討議が行われ、サッカラ遺跡の抱える課題や今後の対策について、活発な意見交換が行われました。

また、会議前日と会議終了後の三日間の計四日間にわたり、博物館や文化遺産を訪問するエクスカーションを実施しました。会議前日には、日本の支援により建設中の大エジプト博物館の建設現場と、同博物館に併設される保存修復センターを訪問しました。保存修復センターでは、新しい博物館に展示されるツタンカーメンコレクションなど、現在進められている保存修復の様子を垣間見ることができました。会議後には、カイロ博物館、イスラーム博物館、サッカラ遺跡群、ギザ遺跡群を訪問しました。サッカラでは、関西大学が長年調査研究を進めてきたイドゥート・マスタバ墓において、専門家間で今後の保存・活用にむけた議論を行ったほか、現在発掘が進められる第26王朝の遺跡を見学しました。ギザでは、日本の協力により進められる第二の太陽の船の修復現場を訪問し、保存修復の方針や作業内容、今後の課題や展望について、担当される専門家の方々からお話しをうかがうことができました。

「エジプト学研究セミナー 2017」を開講平成29年(2017年)7月

2017年7月23日(日)、「エジプト学研究セミナー 2017」を関西大学梅田キャンパスにて開催しました。

大変暑い中、120名を超える方々にお越しいただき、盛会となりました。今回のセミナーは、エジプト学研究の第一線で活躍されている4名の研究者をお招きしました。宗教学・文献学・考古学・歴史学という異なるアプローチによる最新のエジプト学に触れる貴重な講演となり、先生方の熱弁に、皆さんメモを取りながら熱心に聞き入っていました。最後の質問コーナーでは、時間の関係上全ての質問にはお答えできませんでしたが、各先生とも一つ一つ丁寧に分かりやすくお答え下さり、盛況のうちに終了いたしました

講演内容

「古代エジプトにおける神・人・神話」

  田澤 恵子(古代オリエント博物館 研究員)

「ピラミッド・テキストの研究」

   吹田 浩(関西大学国際文化財・文化研究センター
           センター長)

「新王国時代のメンフィスとその墓地について」

  河合 望(金沢大学 新学術創成研究機構 准教授)

「サイス王朝(第26王朝)時代のエジプト」

  藤井 信之(関西大学国際文化財・文化研究センター
           非常勤研究員)

「中期エジプト語講座 初級」を開講平成29年(2017年)6月

2017年6月3日(土)、10日(土)、17日(土)、24日(土)の4回にわたって、古代エジプト語の文法の基礎を集中的に学ぶ「中期エジプト語講座 初級」を開講しました。「中期エジプト語基礎文典」(吹田浩著)をテキストとし、当研究センターリサーチアシスタントの肥後時尚氏と当センター長の吹田浩氏(エジプト学・エジプト社会グループ)が講師を務めました。各回の講義の主な内容は以下になります。

第1回:文字の種類、・代名詞・動詞文の基本

第2回:主文と従属文・存在文・動詞と不定詞

第3回:sDm.f形の動詞と名詞化・状態形・偽動詞構文

第4回:関係形・関係節・文のいろいろ

項目ごとにテキストの練習問題に取り組み、古代エジプト語の文章の読み方を実践的に学習しました。

古代エジプト語を初めて学ぶ人や古代エジプトに関心を持つ方を対象とした今回の講座には、昨年度までの講座受講生を含め、30名を超える幅広い世代の方々にご参加いただきました。全ての講義を受講された方には、当研究センターより修了証書を授与しました。

関西大学 国際文化財・文化研究センター 2017年度催事一覧

催事                          日程                 開催場所
中期エジプト語講座 初級2017年 6月3・10・17・24日 関西大学 梅田キャンパス
エジプト学研究セミナー 20172017年 7月23日関西大学 梅田キャンパス
国際専門家会議
サッカラの文化遺産保護に向けて
2107年11月8、9日エジプト サッカラ
中期エジプト語講座 中級2017年
11月18・25日、12月3日
関西大学 梅田キャンパス
関西大学国際文化財・文化研究センター最終成果報告会2017年12月17日関西大学 梅田キャンパス
2017年度 文化財保存修復セミナー2018年
2月22日~28日
関西大学 千里山キャンパス