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取組概要

本取組は、大規模私立大学における教育方法の改善とアクティブ・ラーニングの展開を目指す、教員・職員・学生による三者協働型のプログラムです。

取組担当者:教育推進部 教授 三浦真琴

教育改善・FD活動のパラダイムシフトを目指す

2008年に開設した初年次学生向けPBL型科目「スタディスキルを身につける」は、ノートテイキングや情報検索、レポート作成などの基礎的なスキルから、研究発表(プレゼンテーション・スキル)までを習得するための少人数ゼミ形式の全学共通教育の授業です。LA育成の発想の原点は、このPBL型授業で教員支援を行うSA(スチューデント・アシスタント)に志願する既修者の増加にあります。
このことは、学生が自らの受講経験を振り返り、能動的学習の価値に気付き、伝承する場を求めていることの顕れと言えます。この要求に応えつつ、新たな学習の萌芽を育て、その裾野を広げるためには、学生の問題発見能力等の育成に軸足を置いた教育を展開し、学習支援システムを再構築する必要があります。教師の教育法を主とする従来のFD活動、すなわち“How to Teach”から、今後は“How to Learn”へとパラダイムシフトしなければなりません。

教育改善のパラダイムシフト

大学院学生スタッフを中核とした協働体制の充実を図る

本取組では、PBL型科目の既修者から初年次学生の学習支援を担う候補者を発掘し、LAとして育成します。その研修制度の企画開発等を主に担当するのが教育工学専攻の博士課程在籍者を中心とするAS(アドバイザリー・スタッフ)です。また、アクティブ・ラーニングの進展に向けて教育方法にも改良が求められ、それを授業現場でアシストするTA(ティーチング・アシスタント)の育成も必要となります。それらを踏まえ、LAが学生の学習を、TAとSAが教員の授業をそれぞれ支援するシステムを構築するために、ASを中核とした協働体制を組織します。
また、職員はOJTを通じてSAの育成やLA候補者の発掘に尽力するとともに、全学的な視野に立って協働を導く役割を担い、教員はASとの相互研修を担います。教育開発支援センターでは、この三者によるチームワークを基盤とする「TSネットワーク・プロジェクト」を立ち上げ、双方向型学習の定着と学生の知的成長を促し、「考動力」の育成を実現します。

平成21年度 大学教育・学生支援推進事業【テーマA】大学教育推進プログラム 審査結果表 (PDF 72KB)

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