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第33回 2015/3/31

ご挨拶

 陽春の候、みなさまにはご清栄のことと存じ上げます。

 さて、平成22年度文部省私立大学戦略的研究基盤形成支援事業として採択され、設立されました関西大学大阪都市遺産研究センターが、当初予定の5カ年の事業を終え、3月末日をもって閉鎖となります。本邦初となる芝居町道頓堀CGをはじめ、地域と連携した諸事業を展開し、マスコミなどでしばしば取り上げられたことはご高承の通りです。

この5年の間、さまざまな機会に賜りましたご支援とご協力に心より御礼申し上げます。

 なお、平成17年度~21年度に展開した「なにわ・大阪文化遺産学研究センター」、さらにその後継として平成22年度~26年度に展開した「大阪都市遺産研究センター」のふたつの事業の成功を受け、関西大学創立130年記念事業の一つとして、「関西大学なにわ大阪研究センター」が、平成28年11月を目標に設立されることとなっております。

 「関西大学なにわ大阪研究センター」は、関西大学として初めて、恒常的な大阪研究の拠点として整備されるもので、平成17年度~26年度の間、大阪の文化遺産をキーワードにさまざまな事業を推進してきた者として喜びに堪えません。設立までの間は、なにわ大阪研究センター設置準備室が置かれ、これまでの成果を引き継ぎます。わたしども両名も、平成27年4月1日以降、なにわ大阪研究センター特別顧問として「関西大学なにわ大阪研究センター」の設立に助力させていただきます。

 今後とも変わらぬご支援のほどをお願い申し上げます。

平成27年3月31日
   
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大阪都市遺産研究センター長(平成22~26年度) 藪田貫
  なにわ・大阪文化遺産学研究センター長(平成17~21年度) 高橋隆博

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