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道頓堀連続フォーラム「芝居町道頓堀の景観復元をめざして」
第1回 新発見!「道頓堀五座」資料の紹介
-大阪の劇場大工 中村儀右衛門資料-
平成25年1月29日に、道頓堀商店会との共催で、道頓堀連続フォーラム「芝居町道頓堀の景観復元をめざして」の第1回が芝居町道頓堀ゆかりのTORII HALLで開催されました。
現在は「くいだおれの町」大阪を代表する道頓堀は、かつては芝居町として賑わい、「道頓堀五座」と呼ばれる芝居小屋が軒を連ねていました。その様子は、CG「道頓堀五座の風景」として公開していますが、その後、センターでは、道頓堀五座をはじめとする大阪の劇場大工として活躍した中村儀右衛門に関する新出資料を入手し、それを契機として、道頓堀商店会と関西大学との間で連携協力協定が結ばれました。今回のフォーラムは、連携事業の一環でもあります。
第1回目は、第1部で「芝居町道頓堀を支えた人たち」と題して、道頓堀ゆかりの人物に焦点を当て、長谷洋一研究員から山田伸吉の画業と生涯について、橋寺知子研究員と関西大学大学院生の藤岡真衣さんから中村儀右衛門資料についての報告があり、第2部ではフリートーク形式での意見交換会が行われました。意見交換会では、かつて芝居町として賑わった頃の貴重なお話や、現在の道頓堀での取り組みなどがフロアから紹介されました。
会場には、展示コーナーが設けられ、山田伸吉の舞台背景画デッサン・芝居絵の下絵のほか、中村儀右衛門資料の中から浪花座立面図などの複製や大道具帳などが展示されました。
今回は、道頓堀にゆかりの深い方々への公開となりましたが、70名の方がお集まりくださいました。