所蔵資料

浪速年中行事絵巻(なにわねんちゅうぎょうじえまき)

浪速年中行事絵巻(なにわねんちゅうぎょうじえまき)

【大きさ】
縦:32.3cm 横:678.0cm

 上田耕冲(こうちゅう)、上田耕甫、深田直城(ちょくじょう)、庭山耕園、菅楯彦ら、四条派を中心とした画家による画13点と書2点からなる巻物。新左衛門漁仙(2世曽呂利新左衛門)の書に「この巻は浪花の各画伯の筆を揮ひたまひし年中行事にして小西氏の需(もと)めなり」とあることから、小西氏の依頼を受けて、明治41年~42年(1908~1909)ごろにつくられた作品とみられます。

 明治40年(1907)に、大阪市の画家300余人によって大阪絵画会が結成されますが、この作品には、会の委員を務めた画家たちのものが収められており、近代大阪の美術界やその動向を考える上で貴重な資料といえます。

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