淡い照明の展示室で、静かに作品と対面する喜びは美術館でしか味わえない。しかし、一歩外へでると、街角や公園、駅構内にも美術館がある。

北大阪を東西に貫く大阪モノレールの駅には、1990～2001年に開催された大阪現代造形コンクール・大阪トリエンナーレの入賞作品はじめ、府が収集した現代美術コレクションが展示されている。駅がもう立派な美術館だ。

同じ大阪府現代美術コレククションから14点を厳選して公開されているのが、万博公園の自然文化園の日だまりの池の周囲の「現代美術の森」。

建造物では、安藤忠雄の設計した教会が茨木市にある。1989年に建てられた日本キリスト教団茨木春日丘教会は、光の十字架がそのシンボルだ。そして、なんといっても北大阪で最大のアートは岡本太郎による太陽の塔！