関西大学国際化戦略 TRIPLEI構想

構想全体のイメージ

人・環境・言語イマージョンImmersion

外国語教育(英語)の大改革

高校までの「英語を学ぶ」から、「英語で学ぶ」へと力点をシフトさせる。そのため、1)学生たちを、超短期を含むさまざまなスタイルで海外に送り出し、関心あるテーマについて、英語で学ばせること、2)ICTを活用した海外との遠隔交流学習を実現するKU-COILを活用すること、3)内容伝達の道具として英語を使った、学生に専門科目の修得を促すことを重点に学習を行うKU-CLILの手法を用いる。

イマージョン空間の創出

多様な留学生をキャンパスに迎え入れ、10年後には、本学で修学する学生の6人に1人が外国人留学生(交換・短期などを含む。通年で約5,000人、5/1現在では3,500人を想定)となることをめざし、日本人学生と留学生が英語(もしくは日本語)で学ぶ混在クラスを実現し、そこへ遠隔授業KU-COILによる異文化交流も盛り込み、日本人学生にとって「学内留学」ができる環境(イマージョン空間)を創出する。

世界を舞台活躍する学生Active & Mobile Student Lives

イマージョン海外体験

学生の語学レベルに応じ、「学内での異文化交流プログラム」「国際協力・文化・スポーツ・インターンシップ等の派遣」「交換・認定留学」「学位取得留学」へとステップアップしながら多様な異文化体験プログラムに参加できる仕組みを構築する。あわせて、交換派遣留学協定大学数の増加に向けた取り組みを進める。

交換・派遣留学プログラム

学生の能力に応じて、無理のない形での研修・留学を奨励し、10年後には、全学生の半数にあたる学生が、何らかの形で海外を体験する。また、PRE-STAGEの外国語を得意としない学生も、地域との連携を通じて、身近な「異文化」に接し、本学の学生の多くが、イマージョンを体験することになる。

国内外インターンシップ

校友会ネットワークと協働で、国内外にインターンシップ先を開拓し、派遣学生に現場での経験を積ませる一方、受入留学生(正規留学生)のうち、希望者に日本国内でのインターンシップの機会を設ける。

オープンボーダレス受入れ体制Open & Borderless Opportunities

大学院「国際コース」

英語や中国語などの外国語による学位取得ができる国際コースを大学院研究科に設置することで外国人留学生の受入を容易にするとともに、日本人学生への受講も可能にする。  また、本構想では海外サテライトにおいても英語での提供科目にて修士号を取得できるプログラムの設置を検討する。

外国語(英語)による授業科目・コースの拡充

外国語(英語)による専門授業科目やコースを経年的に充実し、2023年度までに、2,500科目、30コースの開設をめざす。

多種多様な学生を国内外から獲得

ASEAN諸国を中心に、日本(大阪)で学ぶことに関心をもつ学生は増加傾向にあり、各学部・研究科の理解と協力を得ながら、多様な入試を実施する。

現地入試・海外指定校

海外サテライトを活用し、TOEFLやTOEIC等の外部テストスコアが一定基準を満たす留学生を対象とした「英語トラック入試」や海外大学・高校に対する「海外指定校入試」を実施し、さらに奨学金制度を充実させ、多くの優秀な人材が海外から日本で学べる環境を整える。

渡日前奨学金

KU Overseas Programは、留学生が本学で学位取得を可能にするもので、事前に修得した単位を卒業(修了)所要単位として認め、あわせて事前に奨学金の給付を確定させる仕組みを作る。

優秀な人材獲得・育成・輩出Stretching the Talent Pool

18年一貫グローバル人材育成

併設校との連携を充実させ、高度なコミュニケーション能力をもった学生・生徒を育成し、Honors Programで、徹底したグローバル教育を行う。小学校から大学院前期課程までをグローバル人材の養成にあてる18年一貫教育を展開する。

Double Degree

わが国と外国の大学が、教育課程の実施や単位互換等について協議し、双方の大学がそれぞれ学位を授与するプログラムである。

Joint Degree

少なくとも二つの高等教育機関で学修し、学修プログラムを修了した時点で、関係教育機関すべてが共同で発行し署名する単一の学位を授与するプログラムである。

海外展開による現地との交流促進Overseas Expansion

海外サテライトの創設・拡充

海外サテライトは、現在ある海外拠点オフィスを発展させる形で実現する。サテライトでは、KU Overseas Programとして、本学が得意とする専門分野を、教育プログラムとして海外で展開するとともに、日本人学生のゼミ、フィールドワーク、インターンシップなど、Intercultural Immersionを海外で実践する場所としても機能させる。

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