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Jiang Jie (People's Republic of China)

努力は必ず報われる。自分を信じて人生を切り開いていきたい

関西大学を選んだ理由

元々、高校卒業後は中国国内の大学に進学するつもりで、入試にも合格していました。しかし、大学卒業後の明確な夢が無いまま進学するのに疑問を感じるようになり、幼い頃から憧れていた通訳になりたいと思い現地の日本語学校に進学しました。地元の中国山東省には日本企業が多く進出しており、実際のビジネスの現場にも講師に同行する形で連れて行ってもらうこともありました。その頃から日本でビジネスを学びたいと考えるようになりました。その後、日本留学を真剣に考えるようになり、親族から大阪での就学を進められ、関西圏の大学の中でもビジネス関連に強いといわれている関西大学を選びました。

日本に来て苦労したこと

来日して半年ほどたった頃、親に金銭的な迷惑をかけたくないと思い、ホテルでアルバイトを始めたのですが、その頃はまだ日本語も上手く話せず理解もできない状態で、非常に苦労しました。また、中国と日本のサービスの質の違いについても受け入れるのに時間がかかりました。毎回怒られてばかりで仕事ができない自分自身にいら立ちましたが、一つずつ仕事を覚えていくことで、だんだんと慣れていきました。

学生生活について

関西大学での生活を振り返ると、授業の予習・復習とアルバイト、自炊ととにかく一所懸命に毎日を過ごしていて、あっという間の学校生活だったと思います。最初の頃は日本人の友人を作ろうと授業で積極的に話しかけていました。現在、ゼミには留学生は私ひとりですが、日本人の友達も多くでき、週末には旅行に出かけたりもしました。
関西大学は留学生向けのサポートが特にしっかりしており、アクティビティもたくさん開催されています。国際部主催の外国語会話交流会では英語のクラスで他の留学生から英語を教えてもらいましたし、講師として中国語を教えたこともあります。また、金銭面では奨学金・授業料減免の制度があり、学業を頑張れば頑張っただけ認めてもらえる環境です。おかげで3年間、奨学金をもらえることができ、アルバイトの時間を最小限に抑えることができました。

学業内容について

現在、ゼミでビジネス会計を専門に学んでいます。1年次は専門用語を覚えるのに苦労しましたが、基礎知識を身に付けた後、理解を深めるため、日商簿記2級取得にもチャレンジしました。3回目のチャレンジでやっと合格できた時はとてもうれしかったです。現在、日本特有の「のれん償却」について卒業論文を執筆中です。

就職活動について

日本での就職を希望していたので、まずは日本式の就職活動に慣れる必要がありました。日本人と比べて日本企業についての知識が少ないので、とても不安でした。また、勉強と違い、頑張った分必ず成果が出るものではありません。内定を貰うまでは辛かったですが、自分自身との戦いと考え、自分を信じて突き進みました。
キャリアセンターには就職活動の相談で毎日といっていいほど通い、サポートして頂きました。例えば、エントリーシートは日本独特の形式であるため、多くの留学生は難しく感じると思います。エントリーシートの書き方から言葉遣い、面接練習まで手取り足とり教えてもらいました。将来、日本での就職を考えている留学生には、関西大学の手厚いサポートはとても頼りになると思います。
卒業後は日本企業の大手メーカーに就職することが内定しています。グローバルな活躍ができるビジネスパーソンを目指して頑張ります。

これから関西大学を目指す学生へのメッセージ

入学前は授業についていけるか、友達は出来るかなど、不安だらけでした。日本の大学の授業は難しいと嘆いている留学生が周りにもいますが、私は何をするにも大切なのは自分の意思だと思います。遊びをほどほどにし、授業の予習復習をきちんと行い、解らない箇所は質問するなど、勉強に真面目に取り組めば、頑張った分は必ず報われると信じています。頑張って自分の道を突き進んでほしいと思います。

学生生活で楽しかったこと

日本人の友達と奈良へ旅行に行ったこと。奈良公園に鹿がたくさんいたのにとても驚きました。また、ゼミ旅行で福岡に行き、本場の博多ラーメンを食べたのもいい思い出です。

※このインタビューは 2013年12月に 実施したものです。