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2020.09.04ニュース

SIIEJ 2020 「新型コロナ禍と国際教育の将来像」Session 1「コロナ禍の影響下で再考する、国際教育としての'Virtual Exchange'」

9月3日、4日の両日、国際教育研究コンソーシアム(RECSIE http://recsie.or.jp/)主催の国際教育夏季研究大会SIIEJ 2020にて、関西大学IIGEのDon Bysouth特別任用准教授、SajjadPouromid特別任用助教、Jiun-Yan Wu特別任用助教が、「コロナ禍の影響下で再考する、国際教育としての'Virtual Exchange'」と題したセッションを開催しました。


関西大学のIIGEは、COIL/VEを活用して日本の高等教育機関と海外パートナーとの交流を促進するCOILイニシアティブのプラットフォームとして活動しています。本セッションの主な目的は、COIL/VEについての理解を深めていただくことと、COIL/VEを授業にどのように取り入れていくことができるかを学んでいただくことです。COIL/VEは、現在のコロナ禍において実施不可能な国際モビリティプログラムの代替として捉えられるかもしれませんが、本セッションでは、よりサスティナブルで包括的な国際教育の手段としてCOIL/VEをご紹介しました。


セッションは、コロナ禍に対する参加者各機関の対応と、COIL/VEの認知度についての簡単なアンケート調査から始まりました。多くの参加者の方がCOIL/VEの存在は知っていても、自分の教室では実施したことがないとご回答されていたことが興味深かったです。COIL/VEについて簡単に紹介した後、オンラインアプリケーションやアセスメントツールなど、様々なツールの紹介に移りました。ツール選びのポイントとしては、学生とコラボパートナーに合ったものを選ぶことが重要であるとお話ししました。

また、関西大学とパートナー機関との間で実施されているCOIL連携のいくつかの事例をご紹介し、コラボレーションがどのように企画され、実施されているかをお見せすることで、コラボレーションの最初から最後までのプロセスをご確認いただけたかと思います。


セッション後のアンケートでは、「もう少し長くしてほしかった」「過去に本学が実施したコラボレーションの詳細を見たかった」というご意見もありましたが、本セッションが各機関や授業にCOIL/VEを取り入れるための一歩を踏み出すきっかけになれば幸いです。