関西大学大学院インフォメーション2024
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博士課程前期課程博士課程後期課程 ガバナンス研究科では、学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)及び教育課程編成の方針(カリキュラム・ポリシー)に定める教育を受けるために必要な、次に掲げる知識・技能、思考力・判断力・表現力等の能力及び主体的な態度を備えた人を博士課程前期課程に求めます。1(知識・技能) 国際社会・高度情報化社会が抱える諸問題の根源にある背景を知識として有している。また政策研究は学際的であり、研究対象・方法の多様性という特徴を持つため、法学、政治学、行政学、経済学、経営学などの社会諸科学あるいは都市工学、環境学、統計学などの自然諸科学のうちのいずれかの分野について、学部レベルでの基礎知識を修得している。2(思考・判断・表現) 実践的なコミュニケーション能力を軸とする「考動力」の基盤を有し、課題の発見やそれに対する政策の立案、そしてその政策を適切に評価する力の基礎を身に付けている。また、論理的思考及び表現の基本を身に付けている。3(態度) 基本的なコミュニケーション能力を有し、グローバルあるいはローカルなレベルの諸問題解決に強い意欲を有している。 ガバナンス研究科では、学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)及び教育課程編成の方針(カリキュラム・ポリシー)に定める教育を受けるために必要な、次に掲げる知識・技能、資質・能力及び態度を備えた人を博士課程後期課程に求めます。1(知識・技能) 国際社会・高度情報化社会が抱える諸問題の根源にある背景を知識として有している。また政策研究は学際的であり、研究対象・方法の多様性という特徴を持つため、法学、政治学、行政学、経済学、経営学などの社会諸科学あるいは都市工学、環境学、統計学などの自然諸科学のうちのいずれかの分野について、大学院レベルでの基礎知識を修得している。2(思考・判断・表現) 実践的なコミュニケーション能力を軸とする「考動力」の基盤を有し、課題の発見やそれに対する政策の立案、そしてその政策を適切に評価する高度な能力を身に付けている。また、論理的思考及び表現の高度な能力を身に付けている。3(態度) 高度なコミュニケーション能力を有し、グローバルあるいはローカルなレベルの諸問題解決に強い意欲を有している。 これまで、国と地方政府が中心となって政策の立案とその運営を担ってきた。今日では、民間委託の推進やNPO法の制定などが示すように、複雑な社会問題の解決に対する企業や民間団体の積極的な関わりが、最近では期待されるようになってきている。すなわち、行政および政治を含めた政府セクター、民間企業を含む市場セクター、そしてNPOやボランティア組織などの市民セクターが協働して問題解決に取り組み、社会にとって望ましい状態を実現することへの認識の高まりが、「ガバナンス」に対する注目につながっているのである。 そこで、ガバナンスの担い手となることを期待されるのが「高度公共人材」である。それは、公的な問題を発見して、その解決策としての政策をデザインし、さらにそれを実現していくことができる能力をもつ人材を意味する。ガバナンス研究科では政策学を基盤とした教育・研究を行って、高度公共人材の養成を行う。 関西大学は、これまで政府、自治体、国会、地方議会などで活躍する多くの人材を輩出してきた。関西大学にとって初めての政策系大学院となるガバナンス研究科では、さまざまな領域において社会問題の解決に貢献できるような人材の育成をめざす。博士課程前期課程ガバナンス専攻(入学定員 12名)博士課程後期課程ガバナンス専攻(入学定員 3名)62特 色入学者受入れの方針(アドミッション・ポリシー)複数教員による指導体制で、複数のアプローチからの研究が可能千里山キャンパスガバナンス研究科Webサイト https://www.kansai-u.ac.jp/Fc_policy/gov/ ガバナンス研究科は、入学から修了まで特定の1人の教員が全てを指導する従来型形態ではなく、複数教員による指導体制が特徴である。研究課題を多角的にとらえるとともにきめ細やかな研究指導を行うため、前期課程、後期課程ともに指導教員とは別の副指導教員を配置し、複数教員による指導体制を敷いている。授業科目にも多様な専門分野の教員を配置し、1つの社会問題を複数のアプローチから多面的に研究することができる。Graduate School of Governance公的な問題の発見・解決に向けて、政策を立案・実行できる「高度公共人材」を育成ガバナンス研究科

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