関西大学 大学院インフォメーション2018
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58Graduate School of Governanceガバナンス研究科千里山キャンパスガバナンス研究科ウェブサイト http://www.kansai-u.ac.jp/gov/博士課程前期課程ガバナンス専攻(入学定員 15人)博士課程後期課程ガバナンス専攻(入学定員 3人)公的な問題の発見・解決に向けて、政策を立案・実行できる「高度公共人材」を育成 これまで、国と地方政府が中心となって政策の立案とその運営を担ってきた。今日では、民間委託の推進やNPO法の制定などが示すように、複雑な社会問題の解決に対する企業や民間団体の積極的な関わりが、最近では期待されるようになってきている。すなわち、行政および政治を含めた政府セクター、民間企業を含む市場セクター、そしてNPOやボランティア組織などの市民セクターが協働して問題解決に取り組み、社会にとって望ましい状態を実現することへの認識の高まりが、「ガバナンス」に対する注目につながっているのである。 そこで、ガバナンスの担い手となることを期待されるのが「高度公共人材」である。それは、公的な問題を発見して、その解決策としての政策をデザインし、さらにそれを実現していくことができる能力をもつ人材を意味する。ガバナンス研究科では政策学を基盤とした教育・研究を行って、高度公共人材の養成を行う。 関西大学は、これまで政府、自治体、国会、地方議会などで活躍する多くの人材を輩出してきた。関西大学にとって初めての政策系大学院となるガバナンス研究科では、さまざまな領域において社会問題の解決に貢献できるような人材の育成をめざす。特 色入学者受入れの方針(アドミッション・ポリシー)博士課程前期課程 ガバナンス研究科では、修了認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)及び教育課程編成の方針(カリキュラム・ポリシー)に定める教育を受けるために必要な、次に掲げる知識・技能、思考力・判断力・表現力等の能力および主体的な態度を備えた人を博士課程前期課程に求めます。1(知識・技能) 国際社会・高度情報化社会が抱える諸問題の根源にある背景を知識として有している。また政策研究は学際的であり、研究対象・方法の多様性という特徴を持つため、法学、政治学、経済学、経営学などの社会諸科学あるいは都市工学、環境学、統計学などの自然諸科学のうちのいずれかの分野について、学部レベルでの基礎知識を修得している。2(思考・判断・表現) 実践的なコミュニケーション能力を軸とする「考動力」の基盤を有し、課題の発見やそれに対する政策の立案、そしてその政策を適切に評価する力の基礎を身につけている。また、論理的思考及び表現の基本を身に付けている。3(態度) 基本的なコミュニケーション能力を有し、グローバルあるいはローカルなレベルの諸問題解決に強い意欲を有している。博士課程後期課程 ガバナンス研究科では、博士認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)および教育課程編成の方針(カリキュラム・ポリシー)に定める教育を受けるために必要な、次に掲げる知識・技能、資質・能力および態度を備えた人を博士課程後期課程に求めます。1(知識・技能) 国際社会・高度情報化社会が抱える諸問題の根源にある背景を知識として有している。また政策研究は学際的であり、研究対象・方法の多様性という特徴を持つため、法学、政治学、経済学、経営学などの社会諸科学あるいは都市工学、環境学、統計学などの自然諸科学のうちのいずれかの分野について、大学院レベルでの基礎知識を修得している。2(思考・判断・表現) 実践的なコミュニケーション能力を軸とする「考動力」の基盤を有し、課題の発見やそれに対する政策の立案、そしてその政策を適切に評価する高度な能力を身につけている。また、論理的思考および表現の高度な能力を身につけている。3(態度) 高度なコミュニケーション能力を有し、グローバルあるいはローカルなレベルの諸問題解決に強い意欲を有している。複数教員による指導体制で、複数のアプローチからの研究が可能 ガバナンス研究科は、入学から修了まで特定の1人の教員が全てを指導する従来型形態ではなく、複数教員による指導体制が特徴である。研究課題を多角的にとらえるとともにきめ細やかな研究指導を行うため、前期課程では、複数教員から研究指導を受けた後、専門的な研究テーマに合わせて1名の専任教員が研究指導にあたる。博士課程後期課程においても、複数教員による指導体制を敷いている。授業科目にも多様な専門分野の教員を配置し、1つの社会問題を複数のアプローチから多面的に研究することができる。社会人受入に関して ガバナンス研究科の科目は、月曜日から金曜日までの1限~5限および6限、7限に開講される。なお、社会人大学院生の便宜を考慮して、一部の科目では6限、7限および土曜日に集中開講できるよう弾力的に運用する。 また、博士課程前期課程においては、職務充分な社会経験と一定以上の研究能力を有する社会人を対象として「社会人1年制コース」を設けている。これにより、能力のある社会人学生は、1年間で学位を取得することができるようになり、職務上の負担も軽減する。 1年で学位を取得するためには、入学後の十分な研究指導およびさまざまな面でのサポートが必要であるとともに、入学時に一定の水準の能力と経験、さらに研究方向の具体性が求められる。高度公共人材に求められる基礎的素養としての職務経験および一定の研究能力を持ち合わせているかどうかを判定するために、出願時に詳細な研究計画書(8,000字程度)の提出を求めて、合否判断の資料として用いる。 1年制コースの入学試験において合格の基準に達しない志願者については、修業年限を2年以上とする通常の課程としての合否を判断し、修学機会を広げるように努める。 授業形態は、曜日・時限を基本とするが、官公庁や企業、教育・研究機関における業務や研究の実績、およびその結果についてのレポートや発表などを授業時間に代えることもある。これによって、十分に能力のある社会人学生が、1年間で学位を取得できるように配慮を行う。 また、2016年秋学期より関西大学梅田キャンパスにおいて、一部の授業を開講するなど、修学機会が一層広がるように努めている。

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