関西大学 大学院インフォメーション2018
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32知識情報学専攻 知識情報学は、知識情報の先端的理論と技術について学び、情報処理システムの創造的かつ高度な利用を可能とする、新しい情報環境と社会システムの構築に寄与することを課題とする。 本専攻では、特に、「人間の知」、「機械の知」、「社会の知」という視点を重視し、「情報の生成」という観点からアプローチしているのが特徴である。課題研究分野は、①ヒューマンコンピューティング②インテリジェントコンピューティング③コンピューティングアルゴリズム④分散コンピューティングの4分野を設定している。すなわち、人間の情報処理という自然知能の生成機構に学び、人間との親和性に優れた機械知能の生成アルゴリズムを構築し、社会環境における知的な分散協調作業を支援する情報処理環境の生成への展開をめざす。本専攻の学生には、課題研究間で相互に活発な交流を行わせ、先端的な技術のうえに幅広い視点をもった「技術系情報スペシャリスト」の養成を行う。 修了後の進路は、民間企業や官公庁における①業務に最適なネットワークを含めた情報処理システムの構築、改善の立案と実現、工程管理および情報処理システム全体の運用管理②オペレーティング・システムを始めとするシステム・プログラム、知識情報処理やコンピュータ・グラフィックスの活用を含むさまざまな応用プログラムなどソフトウェアの開発および種々のデータベースを中心とする情報システムの設計と構築③基本ソフトウェア、応用ソフトウェア、データベース、知識情報処理など情報処理システムのさまざまな分野における研究・開発④ネットワークを含む情報処理システムの構築・運用や適切な利用に関するコンサルティングあるいは教育などを取り扱う部門で活躍している。ヒューマンコンピューティングインタラクションの認知・メディア・文化本研究課題では、人間とコンピュータ(あるいはコンピューティングシステム)とのインタラクションについて、認知心理学実験や哲学的・歴史的検討を通じて理論的考察を行うとともに、システム構築を通じて人間とシステム、あるいは人間同士のインタラクションやコミュニケーションのあり方について、メディア科学の立場から理論的研究を行う。また社会におけるコンピューティングシステムのありようについて、技術の標準化や倫理観の確立といった文化的側面から検討し、実装につなげるための基礎理論構築をめざす。喜多 千草❶技術史、技術社会論 ❷ckita@kansai-u.ac.jp加藤  隆❶認知科学 ❷tkato@kansai-u.ac.jp研谷 紀夫❶文化資源情報学 ❷ntogiya@kansai-u.ac.jp米澤 朋子❶コミュニケーションメディア科学❷yone@kansai-u.ac.jp植原  亮❶哲学・科学倫理学 ❷uehara@kansai-u.ac.jpインタラクションデザインの理論と実践本課題研究では、人間とコンピュータとのインタラクション、およびコンピュータを介した人間同士のインタラクションを対象として、知識情報処理の観点からその円滑化と高度化に取り組む。この目標を達成するために、ソフトウェア技術、実世界指向技術、人間中心設計方法論を基盤とする理論構築とその応用・実践を進めていく。個々の学生は、人間の情報処理特性のモデル化、システムやユーザ経験のデザインと評価、いずれかを主なテーマとしつつプロジェクト全体への貢献が求められる。堀  雅洋❶ユーザ中心デザイン ❷horim@kansai-u.ac.jp辻  光宏❶ソフトウェア科学、分類学 ❷tsuji@kansai-u.ac.jp松下 光範❶インタラクティブシステムデザイン❷m_mat@kansai-u.ac.jp感性情報処理と可視化人とコンピュータのよりよいインタフェースをめざして、直観・イメージ・感性など人間の主観的な情報処理のメカニズムを解明し、それを基礎にした情報の可視化に関する研究を行う。心理実験により、人間の視覚や聴覚情報処理のメカニズムを明らかにし、ニューラルネットモデルを用いてその現象をシミュレートする。また、神経細胞レベルでの活動を解析し、脳コンピュータインタフェースの基礎的な研究を行う。関連あるトピックには大脳半球の左右差、視覚情報処理、音声認識、音楽認識、自己組織化、ヒューマン・コンピュータ・インタラクション、サイエンティフィック・ビジュアリゼーション、メディアアートが含まれる。コンピュータを利用した実験とシミュレーションを行うため、プログラミング技術を有することが必須条件である。ノーマン・D.クック❶認知神経心理学 ❷cook@res.kutc.kansai-u.ac.jp林  武文❶ヒューマンインタフェース ❷haya@kansai-u.ac.jp井浦  崇❶メディア・アート ❷iura@kansai-u.ac.jpインテリジェントコンピューティング知能システムの構築広い意味での知能システムの実現を目指す。知能をもつシステムとは、外部の状況を理解し、それに対応して自分で判断を下して行動できるシステムである。本課題研究においては、外部の状況を人と同様に理解するための視覚や感性の研究、判断を下すための知的アルゴリズムや数値計算技法の研究、これらの理論の基盤となる数学や物理学の研究において、新たな手法の追求についての指導を行う。浅野  晃❶画像科学、視覚感性科学 ❷a.asano@kansai-u.ac.jp伊達 悦朗❶数学 ❷date@kansai-u.ac.jp吉田 宣章❶物理学、数値解析 ❷yoshidan@kansai-u.ac.jpインテリジェントコンピューティングの応用本課題研究では、インテリジェントコンピューティングの基本技術であるファジィ理論、ニューラルネットワーク、カオス理論、遺伝的アルゴリズム等について基礎的な理論の習得を行い、その後これらの応用について研究をする。具体的な応用分野としては、景観設計、損傷度解析、維持管理、振動制御、防災計画、画像処理、ウェブ技術、文書処理、知覚情報処理、知能ロボティクスを考えている。古田  均❶ソフトコンピューティング ❷furuta@kansai-u.ac.jp田中 成典❶知識情報処理 ❷stanaka@kansai-u.ac.jp林   勲❶脳知能情報学 ❷ihaya@kansai-u.ac.jp広兼 道幸❶応用情報学 ❷hirokane@kansai-u.ac.jp荻野 正樹❶認知ロボティクス ❷ogino@kansai-u.ac.jp竹中 要一❶データサイエンス、Data Science ❷takenaka@kansai-u.ac.jp井上 真二❶ソフトウェア品質/信頼性 ❷ino@kansai-u.ac.jpコンピューティングアルゴリズム情報社会支援のための数理アルゴリズムの開発と応用本プロジェクトでは、数理科学的アルゴリズムの研究開発を通じて、社会の不合理や不平等を解消し、より良い情報化社会の実現への貢献をめざす。合理的意思決定のために離散最適化の厳密解法を基礎とした意思決定支援アルゴリズムの開発を行う。また、ソフトコンピューティング手法(ニューラルネットワーク、ファジィ理論、遺伝的アルゴリズム、エージェントアルゴリズム等)を用いた意思決定アルゴリズムの開発を行う。更に仮想空間上に居住するエージェントのダイナミクスに関する数理解析を通じて現実社会、あるいは組織の意思決定プロセスや支配的戦略の普及過程等に関する研究を行う。1.離散最適化技術を用いた意思決定アルゴリズムの開発と応用。2.人工知能技術を用いた意思決定アルゴリズムの開発と応用。3.人工社会のダイナミクス解析研究。仲川 勇二❶計算機科学 ❷nakagawa@kansai-u.ac.jp塩村  尊❶理論経済学、数値解析 ❷tks_shmr@kansai-u.ac.jp村田 忠彦❶ソフトコンピューティング ❷murata@kansai-u.ac.jp❖2018年度 課題研究科目および担任者担任教員に変更が生じた場合は、関西大学大学院入試情報サイトでお知らせしますので、出願前にご確認ください。❶専門領域 ❷E-mail

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