関西大学大学院インフォメーション2024
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❸inuy@kansai-u.ac.jp森  勇太 教授❶日本語文法史(敬語・待遇表現)、歴史語用論❷日本語文法史、特に敬語や待遇表現の歴史を研究している。待遇に関わる日本語の諸要素が、多様な発話行為の中でどのように運用されているかに興味を持っている。さまざまな時代や方言の特徴を対照し、言語変化のあり方を総合的に研究したいと考えている。❸moriyuta@kansai-u.ac.jp❸n.usui@kansai-u.ac.jp❸tsina@kansai-u.ac.jp❸tmizuno@kansai-u.ac.jp社会活動に従事している宗教者と共同で研究している。 ②聖徳太子伝や新宗教の教祖伝などの解釈を通じて、神話=歴史的な多様な物語の救済論的構造を探究する。❸mymt@kansai-u.ac.jp❸h-kiyoe@kansai-u.ac.jpプロセスや造像組織についての調査研究を主眼としている。❸hasey@kansai-u.ac.jp❸hasey@kansai-u.ac.jp国語国文学専修 日本上代文学研究  村田右富実   日本中古文学研究  岸本理恵、松本 大   日本中世文学研究  大島 薫乾  善彦 教授❶日本語の文字論と表記史❷本来、中国語を書きあらわす文字である漢字を用いて、日本語を表記するようになったところから出発して、現在の漢字仮名交じり文が成立するまでの日本語表記の歴史、各時代の文字・表記意識や漢字・仮名とことばとの基本的な関係を、多様な資料を駆使して考える。哲学専修 哲学・哲学史研究  薄井尚樹、三村尚彦   哲学・倫理学研究  品川哲彦、中澤 務、平出喜代恵薄井 尚樹 教授❶現代哲学、心の哲学❷ドナルド・デイヴィドソンの哲学を出発点に、経験的研究の知見を踏まえつつ、他者理解に関する研究を進めてきた。またそれとともに、現在は、潜在バイアスをめぐる哲学的な諸問題、とりわけ潜在バイアスから生じる行動の道徳的責任のありかたに関心がある。品川 哲彦 教授❶①倫理学、②応用倫理学、③現代哲学❷現象学の研究から出発し、応用倫理学を介して(主に近現代の)倫理学全般に研究を広げてきた。とくに倫理理論の基礎づけ問題に取り組み、正義・責任・ケア概念の解明を進めている。詳しくは、www2.itc.kansai-u.ac.jp/~tsina/参照。水野 友晴 教授❶日本哲学や宗教の比較思想的研究と現代世界への貢献の可能性の研究❷日本の哲学や宗教をグローバルな視点から捉え直す。日本の哲学や宗教は、日本固有の精神性や宗教性と、海外からもたらされた思想とが融合し、また、その時々の事件や出来事に対応することで、磨かれ、成長してきた。それは世界の人々と共有すべき貴重な思想的遺産である。宮本 要太郎 教授❶①宗教の社会活動・公共宗教学 ②聖伝・教祖伝研究❷①現代の日本社会における宗教の「公共性」を論じるための方法論を確立するため、平出 喜代恵 准教授❶倫理学、カント、生命倫理学❷カントの道徳哲学をその宗教論との緊密な関係のなかで解釈。とくに「人間の尊厳」概念とその根拠である「人間性」概念に関心がある。これらの概念に基づいて、現代の具体的な倫理的問題の研究にも取り組んでいる。芸術学美術史専修 芸術学・西洋美術史研究  若林雅哉長谷 洋一 教授❶中・近世の仏教美術史❷鎌倉時代後期から江戸時代に至る仏教美術史に関する研究を行っている。特に製作若林 雅哉 教授❶芸術作品の再制作を主要関心とする芸術学、および演劇論❷いわゆる「パロディ」ばかりでなく、芸術作品/アートの制作の現場においては、再制作の様相を見逃すことはできない。これを関心の主軸にすえつつ、主としてパフォーミングアーツを対象としながら、芸術学の研究を行っている。❸hidaka@kansai-u.ac.jp❸msakai@kansai-u.ac.jp中澤  務 教授❶西洋古代哲学、倫理学❷①ソクラテス以前の自然哲学、ソクラテス・プラトン・アリストテレス、ヘレニズム期の哲学など、古代ギリシアの哲学および倫理学全般を研究している。 ②西洋の倫理学の問題全般を、現代の応用倫理学を含め、研究している。❸tsutomu@kansai-u.ac.jp❸t980020@kansai-u.ac.jp❸maria@kansai-u.ac.jp❸hirai@kansai-u.ac.jp日高 水穂 教授❶現代日本語文法の記述的研究、方言文法の対照研究❷日本語諸方言の文法の特徴を対照させ、その地理的分布のあり方から、言語変化のメカニズムを解明する研究を行っている。言語変化に関わる言語の内的な特徴とともに、言語の社会的な機能にも注目している。最近は談話展開の地域差に関心を持っている。酒井 真道 教授❶認識論・論理学を中心とした、中世期以降のインド仏教思想史の解明❷宗教と哲学とが表裏一体の関係にあった中世インドでは、あらゆる宗教、宗派において、解脱に至る一つの手段・方法として、世界を正しく認識することが要請された。本研究では、主にサンスクリット文献、チベット語訳文献、漢訳文献を用いて、インド中世期以降の仏教知識論(認識論と論理学)の思想史を、仏教徒と非仏教徒との間の論争を解明することを通じて、明らかにする。三村 尚彦 教授❶身体現象学と体験過程理論❷フッサール現象学における身体論を研究するとともに、臨床心理学者で哲学者のジェンドリンが提唱したフォーカシング指向心理療法、体験過程理論を取りこんだ現象学の可能性について考察している。小杉 麻李亜 准教授❶日常の中の聖典クルアーン、ムスリム社会の地域間比較、聖典の比較研究❷現代のイスラーム圏の日常で、聖典クルアーンが朗誦やグッズ、慣用句などの多様な形態で展開している実態を調査してきた。どこまでが文化でどこまでが宗教なのかや、人類学的な神話分析の立場から、聖典の中の物語と、外の土地の結びつきについても考察している。平井 章一 教授❶欧米日の近代美術史、現代美術、西洋美術史❷日欧米の19世紀以降の美術、特に1950年代の抽象表現主義やアンフォルメルを研究している。また、「具体」グループなど、関西での前衛的な美術の動向のフィールドワークにも力を入れている。❶研究テーマ ❷概要説明 ❸E-mail18 日本近世文学研究  山本 卓   日本近代文学研究  関  肇、増田周子   国語学研究  乾 善彦、日高水穂、森 勇太 比較宗教学研究  酒井真道、水野友晴、宮本要太郎、小杉麻李亜 日本及東洋美術史研究  長谷洋一、平井章一

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