Expert’s Eyes

　輸送の安全確保は、国民が安心して暮らせる社会を実現する上で必要不可欠な課題であります。例えば、鉄道分野では従来からの事故防止や自然災害対策に加え、近年では犯罪やテロ対策が重要な課題となっています。これらの問題を対処するため、工学や人間、システムなどさまざまな視点から分析を行い、安全性の向上に有効と考えられる提言を目指し研究を行っています。

注目ファイル

１． 主要著書：
・第44回交通図書賞（技術部門）
    『鉄道トンネル火災事故の検証―避難行動の心理と誘導のあり方―』（単著）
・2019年公益事業学会奨励賞
    『鉄道トンネル火災事故の検証―避難行動の心理と誘導のあり方―』（単著）
２． 特許：
・「連結まくらぎ」特許第4360953号　（筆頭発明者）
・「床板の締結構造」特許第4374259号　（筆頭発明者）
・「転てつ減摩器」特許第4912050号　（筆頭発明者）
３． プロジェクト：
・インド鉄道安全能力強化プロジェクト（2018年12月～2020年12月）
    独立行政法人国際協力機構(JICA) は、インド鉄道省より要請のあったインド国鉄の安全性の向上を目的に、JR西日本に技術支援の要請を行った。
本プロジェクトでは、渡航による視察を通じてインド国鉄における安全マネジメント上の課題の洗い出しや安全性向上の提言等を行った。

略歴

1995年（平成7年） 3月　
東京理科大学理工学部土木工学科　卒業 1995年（平成7年） 4月　
西日本旅客鉄道株式会社　入社 2006年（平成18年） 6月　
西日本旅客鉄道株式会社安全研究所・研究員（～2023年3月） 2016年（平成28年） 3月　
関西大学大学院社会安全研究科博士課程後期課程　修了（学術） 2017年（平成29年） 4月　
関西大学社会安全学部非常勤講師（～2019年3月） 2023年（令和 5年） 4月　
関西大学社会安全学部　教授