教員紹介

川口 寿裕

川口 寿裕 教授

かわぐち としひろ

専門分野・担当科目
群集安全学

メールアドレス:kawa

Expert’s Eyes

 密集した人混みの中で発生する群集事故ではどのようなメカニズムで事故に至るのか?また、災害発生時に人々が効率よく避難するためには階段や非常口などをどのように配置すれば良いのか?このような問いに対して、答えを探求するのが「群集安全学」です。実験、観察、コンピュータ・シミュレーションなど様々な手法を駆使して、群集の安全を守る手段を探します。

注目ファイル

・1999年、日本機械学会奨励賞(研究)受賞。 ・2006年、化学工学会粒子流体プロセス部会流動層分科会 流動層シンポジウム賞受賞。 ・2006年、The 13th National Conference on Computational Fluid Dynamics : Best Poster Award受賞。

略歴

1989年(平成元年) 3月 
大阪大学工学部産業機械工学科 卒業(工学士)
1991年(平成 3年) 3月 
大阪大学大学院工学研究科産業機械工学専攻博士前期課程 修了(工学修士)
1991年(平成 3年) 4月 
大阪大学工学部 助手(~1998年(平成10年)3月)
1998年(平成10年) 4月 
大阪大学大学院工学研究科 助手(~2005年(平成17年)7月)
2003年(平成15年) 7月 
博士(工学)取得(大阪大学)
2005年(平成17年) 8月 
大阪大学大学院工学研究科 学内講師(~2008年(平成20年)6月)
2008年(平成20年) 7月 
大阪大学大学院工学研究科 准教授(~2010年(平成22年)3月)
2010年(平成22年) 4月 
関西大学社会安全学部 准教授(~2014年(平成26年)3月)
2014年(平成26年) 4月 
関西大学社会安全学部 教授
2016年(平成28年)10月 
関西大学社会安全学部 副学部長(~現在に至る)

ゼミ生に聞くBACK STAGE

中野稜子さん

答えてくれたのは、
三年次生 中野稜子さん

Q.川口ゼミではどんな研究テーマを扱っていますか?
川口ゼミではどんな研究テーマを扱っていますか?

 川口ゼミでは、“群集安全学”を学んでいます。“群集安全学”とは、通勤時の駅改札や、夏祭り、花火大会といった、人が多く集まり、自由に歩き回ることができない危険な場所での歩行者の安全性を考える学問です。しかし、緊急時の事故防止対策をとるための実験は、とてもリスクが高いと考えられます。そのため、私たちは、シミュレーションソフトを使うプログラミング班と、実験装置を使う実験班に分かれ、実際の事故を再現する実験を行っています。現段階では、プログラミング班はグラウンドの出口の場所や個数を変えることによって得られる群集の流れを分析。実験班はグラウンドで動き回る人を屋上から撮影し、その行動パターンを分析しています。今後は、2つの班で分析した結果をもとに、群集事故におけるリスクの回避方法およびその妥当性を検証していく予定です。

Q.中野さん自身はどんな研究をしているのですか?  3年次春学期では、自分で選んだ群集事故関連の論文をまとめ、一人90分のプレゼンテーションを行いました。私はその中でも、周囲の人間の影響や環境によって人の動き(行動パターン)が変化する“マルチエージェントシミュレーション”についての論文を読みました。一人で90分近く話すことは初めての経験であり、とても大変でした。論文には難しい数式が沢山並んでいましたが、先生の助けを受けながら、式の意味を一つ一つ考え、みんなにわかりやすい発表をしようと思い、30枚程度の簡単なパワーポイントを用いた資料作りをしました。今後の研究では、出口の個数を増やすこと以外にも、“マルチエージェントシミュレーション”をプログラミングに導入していきたいと考えています。

Q.川口先生はどんな先生ですか?
Q.川口先生はどんな先生ですか?

 川口先生はとても信頼できる先生です。例えば、ゼミ課題や他の教科のレポートで、わからないところがあれば、すぐに質問に答えてくれるし、私のレベルに合わせて、わかりやすく丁寧に説明してくれます。その他においても、進路での悩みがあった際に、何時間も相談に乗ってくれたり、私が駄目元で提案した企業の方へのインタビューも、すぐに協力してくれました。このように、私たちの要望にいつも答えてくれて、「なるほど!」と思うことなど、+αでたくさんのことを教えてくれます。先生はただ優しいだけではなく、ゼミでの発表の際など、鋭く厳しく突っ込まれることもあります。ですが、そういった指摘がきっかけで、「頑張らなきゃ!!」と思うこともできますし、自分たちの成長につながるので、先生のアメとムチが私たちの論文を完成度の高いものへと導いてくれます。

Q.ゼミの雰囲気、また、ちょっとしたゼミでのエピソードを教えてください。  ゼミ旅行は先生や先輩と一緒に、和歌山県でBBQや観光をしました。そこでは、「サザエさんごっこ」というゲームを提案し、サザエさんの役柄に沿って、一人一人に役割や課題を与え、ゼミ旅行がスムーズに行われる方法を取りました。おかげで、これからの実験や研究で重要な団結力を身に着けられたと思います。
 また、ゼミでの雰囲気はとても明るく、休憩時間は全員で野球の話や流行の話題で盛り上がっています。勉強面では、ゼミ内に文系出身者と理系出身者がいるため、それぞれの得意科目を教え合ったりと、ゼミ以外の授業でも助かっていることが多いです。通常時でも、ゼミ室にはいつも誰かがいるため、空き時間にいっても一人にならず、自分の居場所を確保してくれる素敵な空間です。

Q.「他のゼミとはここが違う!!」というゼミ自慢を教えてください! Q.「他のゼミとはここが違う!!」というゼミ自慢を教えてください!  ゼミの研究テーマからすると理系的な感じもありますが、文系でも問題なく学習を進めることができます(実際、ゼミ生の7割は文系です)。他のゼミでもそうかもしれませんが、川口ゼミでは特に文理両方の視点から研究を行うことができると思います。
 また、何百万もする実験装置を使って研究できる点はちょっと贅沢な環境です。ゼミ室も広く、パソコンも8台あり、授業の空き時間をはじめ、いつでも勉強できる環境が整っています。さらに、ゼミには上位年次の先輩もよく参加してくれるので、疑問質問をいつでもぶつけることができますし、なによりも学年に関係なく仲が良いです。

こんな人はぜひ川口ゼミへ!!
こんな人はぜひ川口ゼミへ!!

 筋道をしっかりたて、論理的に物事を考えられる人、人が多く集まる場所での人の流れや動き方に興味がある人が向いていると思います。川口ゼミの場合は、そこに数学や物理の知識が必要となってきますが、文系の人でも問題ないと思います。プログラミングを用いるため、パソコンと触れる時間が長いことから、将来パソコンを使う機会があっても、抵抗なく使いこなせるようになれるのも川口ゼミの魅力のひとつです。また、簡単な計算も行うため、就職活動で行うSPIの数学問題にも役に立つと思います。
 その他、スポーツをしていた人が多いので、ゼミはいつも元気いっぱいです。特に野球好きな人とかはおススメですよ。ゼミ対抗でのソフトボール大会があったりしますから(^O^)

※この記事は平成25年度時点の内容です。