7/14(火)客員教授 小川 新二 氏による講演会を開催しました

 2026年7月14日(火)、公益財団法人国際人材協力機構理事長であり、本学客員教授を務める小川新二氏を講師に迎え、「コンプライアンスを巡る最近の課題」と題した講演会を開催しました。小川氏は、長年にわたり検察や行政機関、企業法務の分野で活躍されており、その豊富な実務経験をもとに講演が行われました。

 講演では、近年発生した企業不祥事や不正会計事案などを取り上げながら、コンプライアンスを取り巻く現状と課題について解説がありました。あわせて、法令違反には該当しないものの、社会的信頼の低下や企業価値の毀損につながる「コンダクト・リスク」の考え方について説明され、法令遵守にとどまらず、社会的規範や利用者の視点を踏まえた組織運営の重要性が示されました。

 また、近年国際的に関心が高まる人権デュー・ディリジェンスについても取り上げられ、企業が自社だけでなくサプライチェーン全体における人権リスクを把握し、継続的な改善や情報開示に取り組む必要性について解説がありました。さらに、コーポレート・ガバナンス・コード改訂の動向にも触れられ、経営トップの監督機能や企業文化の醸成が、実効性のあるコンプライアンス体制の構築につながることが説明されました。

 本講演は、コンプライアンスを単なる法令遵守ではなく、組織の信頼性や社会的責任、人権尊重を含めた幅広い視点から捉える重要性について理解を深める貴重な機会となりました。

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