12/21(木)客員教授 住田 功一 氏による講演会を開催しました

12/21(木)高槻ミューズキャンパスにおいて「被災地で感じた『情報のズレ・温度差』」と題して、
元NHKアナウンサーの住田功一氏による講演会が開催されました。

阪神・淡路大震災の取材活動を通じて感じた、被災地と「東京」を経由して流れる
マスメディアからの情報の温度差について、また、震災後30年近く経ったからこそ聞ける
遺族のお話について、ご説明いただきました。

当時、東京では地震のメカニズムについての情報が報道され、
被災者には役に立たない情報ばかりが流れ、腹立たしさを感じたご自身の経験を
詳しくお話いただきました。こういった苦い経験が今の報道に活かされている
ということを実感し、また、被災者の声に耳を傾けることの大切さを強く感じました。

住田先生たちは現在でも被災者へのインタビュー活動を続けておられるとのこと。
時間がたった今だからこそ聞くことができた被災者の思いを、この講演を通して
私たちに伝えてくださいました。
震災を忘れない、遺族を置き去りにしない、被災経験を未来に活かすことの
大切さを学ぶことができました。

震災における報道の在り方、被災者との向き合い方を学び、
被災者の思いに触れることができた大変貴重な機会となりました。