BERC寄附講座「企業の社会的責任と消費者教育」 第2回 株式会社ダイセル「ダイセルものづくり」

講義報告書
2019年10月3日
関西大学社会安全学部3年
吉田歩乃佳

2019年10月3日5限、社会安全学部「BERC寄附講座(担当:高野一彦教授)において、株式会社ダイセル 企業倫理室 主席部員 松本隆志氏とサステナブル経営推進室 サステナブル経営推進グループ グループリーダー補佐 駒田氏が来校され、「ダイセルのものづくり」をテーマにご講演をいただきました。
同社の製品は、自動車やタバコ、コスメ・ヘルスケア、電子デバイス用品などに使われ、社会を支えています。「セルロース」を用いた製品を機能を改良しながらものづくりを行っています。ご講義は以下の内容で構成されました。

1. 経営理念と社長メッセージ
2. ダイセル式生産革命
3. コンプライアンス
4. 長寿企業の要因

写真1

本講義では「21世紀のあるべきものづくり」を目指すダイセル様の取り組みについて学ぶことができました。同社は、セルロイド会社が8社集まった、大日本セルロイドからダイセルが設立されました。セルロイドは初のプラスチックであり、セルロースの燃えやすい性質を利用し、火薬を使ったエアバック、燃えにくく改良した写真フィルムやタバコフィルターの製造を行っています。「やれば報われる」企業風土を基に、人を大切にすること、従業員の誇りややりがいを重視した経営を行う会社だと感じました。
そして、今年で100年を迎える同社は、50年間の人員整理を行わず、少人数でも対応できるような業務改善を昔から行い「働き方改革」が注目される以前から、従業員満足に力を入れていたことが分かりました。加えて、時代に応じて新規事業に継続的に取り組み、利益を生み出し続けることが、長年存続している企業である強みだと考えました。


「株式会社ダイセル様のBERCの寄附講座の感想」
2019年10月3日
関西大学社会安全学部
高野ゼミ3年 吉田 歩乃佳

 株式会社ダイセル様の講義を聞き、業績だけでなく会社全体が世の中のために役立つことを根底に「ダイセルのものづくり」を行っていることがわかりました。本日の講義内容を今後の企業研究に生かしていきたいです。
本日は遠方からお越しいただき、ありがとうございました。