BERC 寄附講座「企業の社会的責任と消費者教育」第10回 株式会社ベネッセホールディングス

講義報告


2017年1月12日
関西大学社会安全学部3年
秋宗 翔太



 2017年1月12日(木)5時限、社会安全学部「BERC寄附講座(担当:高野一彦教授)」において、株式会社ベネッセホールディングスCSR担当 兼 公益財団法人ベネッセこども基金事務局責任者 龍千恵氏が来校され、「ベネッセの事業とCSR」をテーマにご講演を頂きました。
 ベネッセグループは、bene(よく)+esse(生きる)「Benesse=よく生きる」を企業理念としています。同社グループのCSRは、この企業理念から始まる新しい社会価値であり、多くのステークホルダーに支えられている事業を通じた社会課題の解決に取り組んでおられます。
 ご講義は以下のような内容で構成されました。


 

1.ベネッセの理念
2.ベネッセのCSR:事業を通じた社会課題の解決
3.ベネッセのCSR:財団活動を通じた取り組み
 -「ベネッセこども基金」による子どもの学び支援
 -「福武財団/福武教育文化振興財団」との連携によるよい地域づくり支援


まとめ
  本日の講義では、ベネッセグループのCSR活動について知ることができました。例えば、ベネッセこども基金では未来ある子どもたちの安全を守るために、ハンドブックを活用した学校内の安全教室開催のサポートをされています。財団と連携したよい地域づくりとしては、瀬戸内海の直島、豊島、犬島を舞台にした「ベネッセアートサイト直島」という、自然や地域固有の文化の中に現代アートをおくことにより特別な場所を生み出すアート活動に取り組んでおられます。このような事業を通じた社会課題の解決への取り組みや地域振興活動について学ぶことができました。



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高野一彦教授が開講する寄付講座において、ベネッセホールディングスという会社について理解を深めることができました。

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龍氏は、同社が執り行う幅広いCSR活動についてご説明していただきました。



「株式会社ベネッセホールディングス様のBERC寄付講座の感想」


2017年1月12日
関西大学社会安全学部
高野ゼミ3年 片山 諒人



  ベネッセの経営理念はラテン語のBene(よく)+esse(生きる)=Benesse(よく生きる)と2つの単語を一語にした造語であり、それが社名にもなっているのは興味深いと感じました。ベネッセグループの事業領域は多岐にわたり、4442億円もの売上高があることは単純にすごいと感じました。子どもから高齢者まで幅広く事業のターゲット都市、それだけにとどまらず海外でも大きな成功を収めていてこどもちゃれんじの利用人数は日本では対象年齢の3分の1もの子どもたちが利用していることや、中国では日本の利用人数を上回るなどすごい実績があることを知り驚きました。CSR活動は特に子どもに力を入れている印象で、親子で活用できる安全・安心ハンドブックや「じしんのときのおやくそく」は非常時、大きく生活に貢献するものであるし、また「子どもおえかきコンテスト」では発展途上国の子どもたちが喜ぶ活動も行っていて、世界中の子どもたちにとても役立つもので素晴らしいものでした。「子どもは未来である。子どもはやさしさの中で育ち、育てられる。私たちは、やさしい社会をつくらなければならない。」という理事長 小林登様の言葉は子どもに関わる企業だけではなく、全ての人が大事にしてほしい言葉と感じました。

以  上