BERC 寄附講座「企業の社会的責任と消費者教育」第9回  株式会社大塚製薬工場

講義報告
2014年12月4日
社会安全学部 高野ゼミ 3年生 齊藤 篤


 2014年12月4日(木)5時限、社会安全学部「BERC寄附講座(担当:高野一彦教授)」において、株式会社大塚製薬工場 総務部 コンプライアンス担当 北村和敏部長 がご来学され、「企業の社会的責任と消費者教育」をテーマにご講演を頂きました。大塚製薬グループの経営理念は、「健康人の健康維持と病人の健康回復」であり、企業理念はOtuka-people creating new products for better health worldwide(世界の人々の健康に貢献する革新的な製品を創造する)とのことです。この理念には「自らの手で独創的な製品を創る」、「健康に役立つ」、「世界の人々に貢献する」という思いが込められています。具体的な講義内容は以下の通りです。

1. 会社概要
2. 大塚グループ様の5つのCSR 活動
3. 健康について
4. 品質について
5. 社員について
6. 環境について
7. 文化について

ベルク9-1.jpg 大塚製薬グループは、真似をしないという信念のもと経営が行われています。先行事例がない新たな商品を開発し、社会において一定の認知を獲得すると、他社が同様の商品を製造販売して市場に参入します。すると市場がさらに大きくなるため、「他社に真似をされるような商品の開発」もマーケティング戦略の一つであろう、とのことでした。
 また、ダイバーシティマネジメントをベースとして経営を行うことで女性をはじめとした様々な方の活躍の場を広げることができ、これが企業成長に寄与するという考え方をご披見頂きました、女性の社会進出が注目されている現在の日本において、模範となるべき企業グループではないかと強く感じました。
また、大塚製薬グループは、ポカリスエットやソイジョイなどといった健康食品のイメージが強かったのですが、医薬品における実績の素晴らしさを知る非常に良い機会となり、受講者の関心が非常に高いご講演でした。

ベルク9-2.jpg 受講生も熱心に質問して積極的に講座に参加しました。本日は、遠方からご来校いただきまして誠にありがとうございました。

以 上

■過去リンク
・第8回 イオン株式会社
・第7回 ハウス食品グループ本社株式会社
・第6回 大和ハウス工業株式会社
・第5回 株式会社エイチ・アイ・エス
・第4回 株式会社ブリヂストン
・第3回 株式会社三菱東京UFJ銀行
・第2回 株式会社伊藤園
・第1回 株式会社アデランス