海外安全に関する講演会を実施しました

 企業の担当者による海外安全、海外事業のリスクマネジメントに関する講演会を実施しました。
 まず、2013年1月9日(水)の「リスクマネジメント論」の講義の中で、ゲストスピーカーとして、帝人株式会社グローバル人事室室長の吉村慶夫さんをお招きし、帝人におけるリスクマネジメント体制、2011年タイ洪水への対応、2012年中国での反日デモへの対応など、具体的な取り組みについて話していただきました。
 さらに、就職活動を行う社会安全学部生に対して、採用側の視点からアドバイスがありました。「変わる努力をする。変わり柔軟に対応することで生き抜いていく」という学生への言葉で締めくくられました。

 1月12日(土)には、関西大学経済・政治研究所の第7回公開セミナーとして、講師にパナソニックエクセルインターナショナル株式会社執行役員でGlobal Safety & Security Solution Center所長(前パナソニック海外安全室室長)の辻廣道さんをお招きし、「企業の新興国における危機管理取組み事例」と題する講演会を開催しました。 
 パナソニックにおける海外安全の取組み、2011年タイ洪水への対応、2012年中国での反日デモへの対応、平時における海外リスクマネジメント態勢、外務省の海外安全のホームページの活用など、海外リスクへの対応の具体例について話していただきました。お話は「①予防こそが最高の危機管理。海外では事故や事件に巻き込まれることを想定する。日本の常識では通用しない。②万が一に備えて準備し、楽観的に行動。③その国の風俗・習慣・文化さらに価値観を充分に考えて行動。④現地社会に溶け込み、ネットワーク作り」という海外安全のポイントで締めくくられました。

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