取得できる資格
2013年度以前の入学者の方
社会安全士について
平成23年度より、社会安全学部では独自に認定する資格である「社会安全士」を創設し、また、その資格取得のためのプログラムも設置しました。
「社会安全士」は関西大学社会安全学部が独自に認定する資格であるため、現行では、本学部以外で取得することはできません。しかしながら、安全・安心な社会への関心が高まる中で、こうした資格を有する人材は広く求められています。社会の需要に応えるためにも、本学部は「社会安全士」の資格を有する人材を社会に広く普及させていこうと考えています。
1.定義
地震などの自然災害や運輸事故などの社会災害への備えに貢献できる人材には、地域生活と社会活動上の安全問題を読み解く能力、その問題解決に向けた方策を立案できる能力、その方策を実践するためのマネジメント能力、異分野の専門家とコミュニケーションできる能力が求められます。これらの能力を身につけ、社会の様々な分野において安全・安心を担える人を社会安全士とします。
2.認定方法
以下の二つの条件を満たした者に対して認定する。
1.指定する社会安全学部専門教育科目(以下、カリキュラム表参照)をGPA2.8以上で修得すること。
(GPAは指定科目のみを対象とする)
2.学外講習(普通救命講習Iなど)を受講すること。
社会安全士を認定するためのカリキュラム
【カリキュラム体系】
基礎科目群 | 共通基礎科目 | 2単位 | ■「安全と法制度」(1春) |
専門科目群 | 共通専門科目 | 12単位 | ■「工業製品の安全性」(1春) ■「都市・地域安全論」(1秋) ■「安全関連法」(2春) ■「リスクマネジメント論」(2秋) ■「リスクコミュニケーション論」(2秋) ■「安心と信頼の心理学」(2秋) |
社会災害 マネジメントコース |
6単位 | ■「事故調査制度論」(2秋) ■「ヒューマンエラー」(2秋) ■「クライシスマネジメント」(3春) | |
自然災害 マネジメントコース |
6単位 | ■「都市・災害対策論」(2秋) ■「都市・地域防災学」(3春) ■「防災危機管理論」(3春) | |
統合科目群 | 共通科目 | 6単位 | ■「安全の思想」(3秋) ■「災害事例分析」(3春) ■「事故事例分析」(3秋) |
自由科目群 | - | - | ■「インターンシップ(各機関)」(1春) または ■「介護等体験」(3秋)+「安全教育」(1秋) |
その他 | - | - | ■普通救命講習Ⅰ |
※科目名後ろの( )は、配当年次・開講学期を示す。 2014年度以降の入学者の方はこちら
求められる力を身につけるための科目
上記カリキュラム内の科目は能力別に分類されます。
地域生活と社会活動上の安全問題を読み解く力
■「ヒューマンエラー」
■「安全の思想」
■「災害事例分析」
■「事故事例分析」
その問題解決に向けた方策を立案できる力
■「安全と法制度」
■「工業製品の安全性」
■「都市・地域安全論」
■「安全関連法」
■「都市・地域防災学」
その方策を実践するためのマネジメント力
■「リスクマネジメント論」
■「クライシスマネジメント」
■「都市災害対策論」
■「防災危機管理論」
異分野の専門家とコミュニケーションできる力
■「リスクコミュニケーション論」
■「安心と信頼の心理学」
■「事故調査制度論」