KANSAI UNIVERSITY
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社会学専攻ゼミ・卒業研究テーマ

My point of view私が選んだ研究テーマは

朝鮮学校への取材を重ね、在日コリアンの方々に対する偏見を取り払う。

天野 愛衣

もともとK-POPが好きで韓国に興味があり、ゼミでは在日コリアンをテーマに研究しています。定期的に朝鮮学校を訪ね、職員や生徒に取材を実施。在日コリアンの方々の思いや実態を正しく伝え、日本社会における偏見を取り払うことが目標です。朝鮮学校の生徒はみんな日本語が母語で、第2外国語として韓国語を学んでいます。私も韓国語を勉強しているので、生徒と同じ目線に立ち、言語教育研究の面からも何かアプローチできないか模索しています。

社会学専攻を選んだ理由は?

幅広いテーマから興味のある分野を研究できる。私たちを取り巻く社会のしくみや多様な問題について扱う社会学。社会学専攻ならではの幅広いテーマに触れ、そこから興味が湧いた分野を絞って研究していきたいと考えました。

社会学専攻のオススメ講義は?

現代社会が抱える問題に広く触れる。社会学に関連するさまざまな書籍を事前課題として読んだ後、先生が授業で解説する「現代社会論」。この授業で在日コリアンの問題について知り、ゼミで掘り下げて研究しようと決めました。

社会学専攻の魅力は?

「外」に出て見識を深める楽しさ。社会を学ぶためには、「外」に出ることが欠かせません。ゼミで日雇い労働者の街を訪れたり、イスラム教の礼拝堂を見学したりと、アクティブに行動しながら見識を深めています。

Professor's adviceProfessor's advice教員からのアドバイス

宇城 輝人 教授Professor Teruhito Ushiro

一歩踏み込んだ調査でアイデンティティーを浮き彫りに。

社会学は世の中の構造や物事の本質・関係性に迫る学問です。天野さんには、強い探究心で一歩踏み込んだ調査を行い、日本社会の中に暮らす外国人の状況を理解してほしいと思います。

My point of view私が選んだ研究テーマは

かつての記憶を地図に記し、福島のきずなを取り戻す。

川原 奨汰 / 樋口 大器

福島原発事故後の日本社会について研究しています。福島県のいわき市豊間団地(災害公営住宅)に集まる方々の多くは津波で家を失った高齢者。ゼミ合宿で現地を訪れた際、かつての地域文化や人間関係が無くなってしまうのではないかといったさまざまな不安の声を聞きました。そこで私たちは津波で流されてしまったかつての街の記憶を後世に残すため、「記憶地図」を制作することに決めました。伝統行事や価値観、個々の思い出など、あらゆる記憶を地震が起こる以前の地図に書き込んでいきます。形に残すだけでなく、過去の記憶を自治体の住民同士が一緒になって思い出し確認することで、コミュニティの再構築にもつながると考えています。現在はアンケート調査をしながら、現地の方とも交流をしています。地図の完成後はそれを世間に発信する方法を模索するなど、研究活動を後輩たちに受け継いでほしいと思います。

社会学専攻のゼミの特徴は?

人と人のつながりをフィールドワークで読み解く点。社会とは人と人とのつながり。それを研究するのが社会学です。フィールドワークを通して、社会を築く多様な価値観に出会い実践的に学べるのが醍醐味です。

社会学専攻の魅力は?

自分にない発想や発見を聞き、刺激し合える「ゼミ」。ゼミは個人が見出した社会に対する新たな発見や価値観をゼミ生全員に共有できる場。自分にない観点を知ることもしばしば。人びとの新しい関係をつくることができます。

Professor's adviceProfessor's advice教員からのアドバイス

古川 誠 准教授Professor Makoto Furukawa

多様な社会や人間に興味をもち、自分で考えてみてください。

“人”や“人びとの関わり”について知りたいという好奇心のある人はぜひ社会学専攻へ。自分と異なる人の考え方や社会的状況を学びながら、社会と人間について自分の頭で考えることが社会学には必要です。

My point of view私が選んだ研究テーマは

都市部の伝統祭事が、どのような変化を遂げているかを考察しています。

大村 絵美

商売繁盛の神様で知られる今宮戎神社。1月に行われる「十日戎」で福娘として奉仕を行った経験をもとに、都市部の祭礼や伝統が、どのように変化しながら伝わっているのかを考察しています。十日戎は、供え物に煮魚を用いたり、福娘に留学生枠を作ったりと独特の伝統があり、都市型祭礼ならではの変化をたどるには最適なテーマです。これから神社や福娘経験者へのインタビューを通して、大阪の文化や祭りの変遷に迫る予定です。

社会学専攻を選んだ理由は?

身近な話題から「当たり前を疑うこと」を知った。幅広い学びを体験したいと思って選びました。「家族間の役割」など、今まで意識したことのなかった日常的なテーマを学び、当たり前を疑うという視点が身につきました。

社会学専攻のオススメ講義は?

映像を通して各国の文化を学ぶ「文化人類学」。フィリピンをはじめ、先生が訪れた国の食や文化に関する実状を学べる「文化人類学」。その国の今を映すビジュアルを活用した授業は、どの時間も印象的です。

社会学専攻の魅力は?

自分を客観視できるようになりました。家族や祭りなど、身近なことを学びの対象として、いろいろな角度から掘り下げる社会学。自分の行動も客観的に考えるようになり、複数の視点を身につけることができました。

Professor's adviceProfessor's advice教員からのアドバイス

熊野 建 教授Professor Takeshi Kumano

身近なテーマを通じて、社会学の醍醐味を味わってください。

日本文化のなかでも、伝統儀礼にはさまざまな工夫が凝らされています。身近なテーマを研究しながら、多様な考え方が存在することを発見できるのが、社会学の醍醐味だと思います。

My point of view私が選んだ研究テーマは

現代の若者の政治的行動をかつての学生運動と比較する。

水崎 貴紀

 数年前から「嫌韓デモ」「ネット右翼」といった表現をメディアで見かけることが増えました。若者たちがなぜそのような言動をとるのか、疑問に思ったことが研究のきっかけです。3年次は、現状と比較するために、1960年代の学生の政治運動について文献や映像資料などを調べました。今後は、若者の意見を幅広く知るために、アンケートを行ったり集会に参加したりして、ライブ感のある研究にまとめたいと思います。

社会学専攻を選んだ理由は?

さまざまな「なぜ?」の答え探しができる場所。自分が生きている社会について、知らないこと、不思議なことが多すぎる。そう思い続けてきた私には、「常識を疑う」ことを出発点とする社会学がぴったりだと感じました。

社会学専攻のオススメ講義は?

社会学の基礎がしっかりと身につく。社会学の考え方を、実例を挙げてわかりやすく説明してもらえる「理論社会学」。講義中に紹介される時事トピックの数々は、授業後に学生の間で話題になるほど興味深い内容です。

社会学専攻の魅力は?

大学での学びが暮らしの中で生かせる。社会学で取り上げられるテーマは、日常生活に密接に関わるものが多く、具体的にイメージしやすいものが大半。先生方の多様な考え方に接しながら学べる点にも魅力を感じます。

Professor's adviceProfessor's advice教員からのアドバイス

片桐 新自 教授Professor Shinji Katagiri

社会と自分の関係について考え方を学べる学問分野です。

個人と社会のつながりを歴史や現象から考えてみるのが、社会学という学問分野です。学ぶほどに、こんな考え方もあったのかという発見があり、複眼的な思考が身につきます。

My point of view私が選んだ研究テーマは

私鉄文化が支えてきた関西の郊外。その衰退と再生を考える。

蘆田 実穂

 郊外の戸建て住宅よりも、市街地のマンション広告が増えていることなどから、「郊外が衰退しつつある」という仮説を立てました。住人の高齢化、都心回帰のニーズの広がりなど、衰退の要因はいくつもあると思います。しかし、身近に自然があること、住人同士のつながりの深さなど、郊外独自の魅力が十分につたわっていないのかもしれません。私鉄各社による沿線開発によって生まれた郊外文化の魅力と郊外の活性化について、掘り下げて考えたいと思います。

社会学専攻を選んだ理由は?

身近なテーマを、興味をもって学びたいと考えた。自分の生活のなかで身近に感じられるテーマを、興味をもって学びたい。その希望にもとづいて、テーマ選びの幅が広そうな社会学専攻に進みました。

社会学専攻のオススメ講義は?

関西の私鉄文化を知るきっかけとなった授業。「都市社会学」で、関西に私鉄が街づくりを主導してきた歴史があることを知り、とても興味をひかれました。私が研究テーマを決めるきっかけとなった授業です。

社会学専攻の魅力は?

研究のテーマとアプローチを自分で選べること。自分の日常の興味そのものを、研究のテーマにできることです。私たち自身の生活環境の成り立ちや、今後のあり方を深く考えられる点に、研究を進めるおもしろさを感じます。

Professor's adviceProfessor's advice教員からのアドバイス

松原 一郎 教授Professor Ichiro Matsuhara

「空間としての郊外」と「生活様式としての郊外」に注目を!

私鉄沿線に広がる郊外の変化と再生に着目した蘆田さん。中流階級そのものの変容が見えてくる、実に意欲的なテーマだと思います。

My point of view私が選んだ研究テーマは

ジェンダーの枠組みから、趣味における女性の差別について考える。

岩本 りえ

父親の影響もあり、趣味で大型のバイクに乗っています。その話をすると「女の子なのにめずらしいね」「女の子なのに親がよく許してくれたね」といった感じで、〈女の子なのに〉という反応をされることが大半です。私自身、それを窮屈に感じているわけではありませんが、こうした何げない事柄においても、ジェンダーの枠組みから女性が制約を受けていることが少なからずあるのではないかと考え、現在「趣味における女性差別」というテーマで研究に取り組んでいます。
まずは「ジェンダーの枠組みがあるがゆえに被る大変さ」について考察するため、アルコール依存症や薬物依存症などに陥った女性の事例について調査。すると、それらの依存症は男性特有のものという世間のイメージが強いことから、女性の場合は周囲の理解が得にくく、回復がより難しくなる傾向にあることがわかりました。今後は、バイクに乗る女子学生や主婦の方など、知り合いを中心に聞き取り調査を行い、さらに研究を深めていきたいと思っています。

社会学専攻を選んだ理由は?

「常識を疑う」視点に共感。社会学専攻が重視する「常識を疑う」という言葉に共感しました。私自身、テレビなどを見ていて「それって本当なの?」と疑問に感じることが多々あり、ここなら自分に合った学びができると思いました。

社会学専攻のオススメ講義は?

セクシャルマイノリティの正しい知識を学ぶ。「差別社会」ではトランスジェンダーをはじめ、セクシャルマイノリティへの差別について学習。基礎的な知識を持つことで、テレビなどで捏造されたイメージやまちがった情報を批判する力を育みます。

社会学専攻の魅力は?

日常のあらゆるものが研究テーマになる!日常生活を送っていて、ふと疑問に思ったことを何でも研究テーマにできるので、自分の興味関心を追究できるのが魅力です。物事の一面だけではなく、多面的に考察する視点も養われました。

Professor's adviceProfessor's advice教員からのアドバイス

石元 清英 教授Professor Kiyohide Ishimoto

「女性向きでないから逆に注目を浴びることができる」という考え方もあります。

男性向きの仕事、女性向きの仕事といったような、ジェンダーの枠組みによるステレオタイプ(単純化された一面的なイメージ)があります。例えば男性がバイクに乗っている理由は問われないのに、女性だとまわりの人が理由を聞きたがる、といったように。こうしたステレオタイプは、これまで女性たちの生き方を制約してきました。しかし、そういった世間の傾向を逆手に取る戦略もあります。「女性向きと思われていない場所で、わざと注目を集める」ことは、女性だから採れる戦略です。ジェンダーの枠組みを乗り越えるひとつの展望として、そういった視点から考えてみるのも有効でしょう。

卒業研究テーマの一例

  • 親と子の距離—パラサイト・シングル、友達親子は社会問題なのか
  • メディアミックスで楽しまれるサブカルチャー—『ラブライブ!』の人気と成功
  • 高齢者と健康—社交場としてのフィットネスクラブ
  • 増加するシェアハウス—深く狭いつながりを求める若者たち
  • ご当地キティの多様性から考える日本人の同調行動と研究方法の改善案
  • 福島復興に関わる大学生—スタ☆ふくツアーの意義
  • ご飯いこーう!—女子はなぜイタリアンが好きなのか
  • 障害者スポーツ支援を考える—車椅子ツインバスケットボールチーム「大阪グッパーズ」
  • セクシュアルマイノリティが暮らしやすい社会—生きづらさからの解放を目指す
  • 〈ディズニープリンセス〉論—夢を忘れた現実への抵抗
  • 地域社会におけるコンビニエンスストアの役割—サービスを支える店長、アルバイト店員、OFCの関係から
  • インターネットの発達とヘイトスピーチ—「正しく批判できる力」を養うネットリテラシー