社会システムデザイン専攻 Social system design

社会の「きずな」をデザインする

社会システムデザイン専攻

~ 実践的な社会学をビジネスに展開する 〜

現代社会はどんどん複雑さを増しています。その中で生じるさまざまな問題に対して、学際的な視野に基づいて解決する実践的能力を身につけるための教育をおこなうのが社会システムデザイン専攻です。この専攻では現代社会を理解するために必要な社会学・経済学・経営学・科学論の見方をシステム論によって統合しながら、幅広い範囲にわたる問題を扱っていきます。とくに現代社会における企業の仕組みやはたらきについての知識を踏まえた上で、よりよい社会や組織をデザインし、その構築の方法を考えていくプロセスについての教育をおこないます。そして企業についての現実的な知識と情報処理能力をしっかりと身につけ、幅広い関心をもって現代社会の問題に主体的に取り組む人間を育成していきます。

ビジネス・経済のしくみを学ぶ

ビジネスや経済の科目が多く、社会学部にいながら経済学や経営学を同時に学べることも、専攻の特色です。社会と経済の関係を考えることは、社会のしくみを考え、政策を提案するうえで重要です。私たちの働き方や生活を詳しく知るうえでも、実社会に出て国際的に通用する知識やスキルを身につけるうえでも、社会学部においてビジネスや経済を学ぶことが活かされるでしょう。

実社会とつながる講義とゼミ

社会システムデザイン専攻では、理論的な考え方や調査の技術など、「デザイン」する力を身につける科目が多く提供されています。フィールドワークはもちろん、経営者を招いてディスカッションしたり、企業見学や工場見学をしたり、地域のボランティアに関わるなど、実社会とのつながりを重視したユニークな授業が展開されており、就職やビジネスの現場に強い専攻となっています。

社会システムデザインって、どういう意味ですか?
社会システムデザイン専攻の「デザイン」は、新しい社会像を作るということを意味しています。つまり「社会の問題を自分で見つけ出し、解決策を考える」=「デザインする」ことをめざしています。また、社会の動きを素早くキャッチして分析していくことがこの専攻の特徴となっています。例えば、ツイッターなどのネットワークの分析、テレワークなどの新しい働き方の提案、商店街の活性化を通じたまちづくり、国際開発における政府とNGOによる協力支援など、この専攻では実社会で起きているさまざまな事柄を研究対象としています。実生活に役立つ実践的社会学をめざすのが、社会システムデザインなのです。