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学部長メッセージ

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学部長メッセージ

システム理工学部 学部長 前田 裕

 関西大学システム理工学部は、関西大学工学部(1958年設立)の2007年4月からの改組に伴い開設されました。 従来の工学系基幹分野である機械工学、電気電子情報工学の分野に加え、理学系の数学分野および物理・応用物理分野2分野を増設し、数学科、物理・応用物理学科、機械工学科および電気電子情報工学科の4学科から構成されています。

 システム理工学部の基本コンセプトは「しくみづくり」です。さらに、『科学技術システムにおける高度で安全な「しくみ」と「しかけ」の創造』を基本理念として、各種産業技術システムの構築、創成、改良に関わる職種に携わる専門技術者を養成することを目的としています。
 現代は、科学技術に立脚した産業社会が地球規模で広範囲に実現した時代と言えます。自動車、航空機、新幹線、船舶などの輸送システム、携帯電話やインターネットを中心とする電子情報システムや情報通信システム、あるいは、大規模エネルギーシステムを考えてみてください。現代社会は、これら科学技術システムのハードウェアとソフトウェアに支えられて機能しており、さまざまな産業や市民生活はこれらに強く依存しながら発展、向上してきています。
 安全・安心な社会基盤、確実で信頼性の高いシステムを安定に維持するためには、これらのシステムの構造である「しくみ」をより高度化、高性能化するとともに、その機能である「しかけ」をより安定した効率的なものにすることが必要不可欠です。これらの考えは、産業の進化や発展のためだけではなく、地球環境や人類の未来にも影響をもたらす重要な課題です。このような背景のもとで、関西大学システム理工学部は、「しくみづくり」を担う専門技術者を育成します。

 関西大学には、「学の実化(がくのじつげ)」という学是があります。関西大学の第11代学長(1922年~1925年)、総理事 山岡順太郎によって提唱された学是です。これは、大学が研学の府として学問における真理追究にだけ終わるのではなく、社会のあるべき姿を提案し、その必要とするものを提供することによって、学理と産業界、官界との橋渡しをするという姿、すなわち、「学理と実際との調和」を求める考え方です。大学が、その成果を実社会へ還元すること、逆に、社会におけるニーズを吸収し、よりよい社会を目指した学問のあり方を追求することを学園に求めたもので、いまで言う、産学連携、産官学連携の基本となる考え方であると理解できます。まさに、現在の大学が目指すべきあり方を示しているのではないでしょうか。このような理念のもと、関西大学システム理工学部は、新たな「しくみ」「しかけ」の創出を目指して、発展していきます。

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