システム理工学部

機械工学科 OB・OGからのメッセージ 機械工学科 OB・OGからのメッセージ

株式会社レールテック

2012年3月 理工学研究科 システムデザイン専攻
博士課程前期課程 修了
大隅 啓介

鉄道の線路のメンテナンスを行う機械開発に携わっています。 鉄道の線路のメンテナンスを行う機械開発に携わっています。

私が勤務するレールテックは、鉄道線路の検査・診断・整備、そのための機械の開発や線路を支える土木構造物の検査・診断を行う会社です。現在所属する技術開発部で行っている主な業務は、保線にまつわる新たな機械装置の設計、開発に向けた基礎研究です。例えば、線路のレール内部に存在する傷などの欠陥を見つけるために超音波探傷という手法を使用するのですが、この手法を使用した調査機械の開発のために、超音波の減衰特性について研究を行ったりしています。研究中には、大学で学んだ材料力学や機械力学の知識が役に立っています。そして、壁に当たったときには母校の先生方のお知恵をお借りしています。大学では、研究や将来の業務に繋がるさまざまな知識や経験を得ることができます。将来技術系の仕事を希望しているならどのような分野をめざす場合でも、機械工学は必要となることが多い学問だと思います。大学入学をゴールとは考えず、スタートととらえて充実した4年間を過ごしてください。

矢崎総業株式会社

2012年3月 理工学研究科 システムデザイン専攻
博士課程前期課程 修了
民谷 尚紀

高度な条件を満たす製品を生産するための、工法や設備を提供しています。 高度な条件を満たす製品を生産するための、工法や設備を提供しています。

昔からものづくりに興味があり、なかでも基幹産業である自動車産業で働きたいと考えていました。そこで、自動車部品のワイヤーハーネスやメーターで高いシェアを誇り、また世界中のカーメーカーとやり取りをしている矢崎総業に入社しました。当社では自動車部品をはじめ、電線やガス機器などの研究・開発・製造・販売を行っています。私はそのなかで、ワイヤーハーネスに関する生産技術を担当。自社工場に対してQCDES(品質/コスト/納期/環境/安全)を満たすワイヤーハーネスを生産するための、工法や設備を提供しています。現在の業務において、まったく異業種の技術を参考にすることが多々あり、知識の引き出しをたくさんもっていると、将来研究や仕事で必ず役に立つものだと感じます。皆さんも「あの機械ってどうやって作っているのだろう?」「どうやって動いているのだろう?」など、さまざまなことに疑問と興味をもち、幅広い知識を得てください。また、そうやって得た知識を自分の学んでいることに当てはめてみると、さらに理解が深まると思います。

株式会社村田製作所

2010年3月 工学研究科 システムデザイン専攻
博士課程前期課程 修了
米田 泰裕

自社がもつ独自の技術を用いて、新しいモノづくりを手掛けています。 自社がもつ独自の技術を用いて、新しいモノづくりを手掛けています。

もともと自分で考え設計したものをつくりたいという思いを強くもっていました。そして、世界トップレベルの製品を支える生産設備の開発に携わることができる点に魅力を感じ、村田製作所に入社しました。現在は、生産技術開発エンジニアとして電子部品の研究開発に取り組んでいます。当社の強みは、世界に通じる電子部品メーカーであることはもちろん、材料から製品まで自社内で開発し、新商品を常に提案しているところです。私自身も幅広い業務に対応できるよう入社後に「危険物取扱者(乙種)」の資格も取得しました。職場では若手からベテランまでが一つのチームとなって生産技術開発に取り組める点がやりがいにつながっています。仕事の多くはチームワークを必要とします。学生時代からさまざまな人とコミュニケーションをとるように心掛けておくと、社会に出てから業務をスムーズに進められるようになると思います。また、勉強以外にも幅広い知識と経験は、将来、貴重な財産になります。学生時代にぜひ多くのことにチャレンジして、視野を広げてほしいですね。

株式会社日立製作所

工学研究科 システムデザイン専攻
博士課程前期課程 修了
山西 卓

在学中に得た知識や経験で、 無駄なことは一つもありません。 在学中に得た知識や経験で、 無駄なことは一つもありません。

現在、私は日立製作所で鉄道車両の設計業務に携わっています。鉄道車両の世界に進もうと思ったのは、自分の思いがこもった製品をたくさんの人に利用してもらいたいと考えたからです。社会を広く支えている鉄道という製品に関わることで、大きなやりがいを感じながら仕事に取り組んでいます。仕事では、講義や研究室で学んだこと、サークルや部活動で得た経験がとても役に立っており、無駄になったことは一つもありません。皆さんには、先入観にとらわれず、いろいろな分野に興味をもってほしいですね。何事にも積極的にチャレンジしながら自分の価値観の幅を広げることは、社会人になってからも必ず生きてくると思います。いつも好奇心をもちながら、実りのある学生生活を送ってください。

川崎重工業株式会社

2008年3月 工学研究科 システムデザイン専攻
博士課程前期課程 修了
堀内 悠平

研究室で培った専門知識と研究姿勢が 仕事に役立っています。 研究室で培った専門知識と研究姿勢が 仕事に役立っています。

小さなころから夢だったロボットの開発に携わりたくて、川崎重工業に入社しました。現在は、産業用ロボットの精度を向上させる業務を担当。仕事の成果が社会基盤に役立つことに、大きな魅力を感じています。就職してからわかったのは、ロボットが大学で学んだ機械工学系の学問の集大成だということ。このため、数学や機械力学をはじめ、多くの専門知識が現在の業務に役立っています。実際、大学時代の教科書は今でもよく参考にしており、会社の机に並べてあります。また、研究室時代に身につけた「自ら考え行動する」という姿勢が仕事をするうえでの指針になるなど、大学の学びがさまざまな場面で生きています。皆さんも夢は諦めずに頑張ってください。

株式会社神戸製鋼所

2008年3月 工学研究科
システムデザイン専攻 修了
大野 貴也

大学で学んだほとんどの知識・技術が、 日々の仕事に役立っています。 大学で学んだほとんどの知識・技術が、 日々の仕事に役立っています。

就職活動のとき、神戸製鋼所の加古川製鉄所で真っ赤な鉄の塊が巨大な圧延機によって薄く延ばされていくのを見て、何ともいえない力強さを感じました。その時「ここで働きたい」と強く思ったことが、この職場を選んだ動機です。現在は設備の故障予防や改良を行う仕事に携わっています。製鉄所の設備の維持管理という重要な部署に配属され、喜びと責任を感じながらも、日々勉強です。大学の学びで現在の業務に関係することといえば、強度計算に欠かせない材料力学や、設備の振動解析に必要な機械力学をはじめ、流体力学や熱力学、製図学など。工学のほとんどの知識が仕事につながっています。多くの人と協力して仕事を進めるチームワークの大切さを学ぶことができたのも、学生時代の大きな収穫です。

テルモ株式会社

2005年3月 工学研究科 機械工学専攻
博士課程前期課程 修了
前田 憲治

何事にも積極的に取り組んで、広い視野をもつことが大切です。 何事にも積極的に取り組んで、広い視野をもつことが大切です。

わたしは現在、医療機器メーカーのテルモで、画像診断装置の開発に携わっています。もともと医療に貢献できる仕事がしたいと思っていたため、開発した製品で患者様の健康に貢献できることに、大きなやりがいを感じています。就職してから実感したのは、医療機器の開発にはさまざまな専門知識が必要だということ。わたしは工学的手法を用いて人体や生物のメカニズムを解明する研究室に所属していました。そこで身につけた医学や生物の基本的な知識は、現在の業務にもおおいに生きています。ほかにも流体力学や材料力学といった分野も製品を開発するうえでは欠かせない知識です。社会に出れば、未知の課題にぶつかることがたくさんありますが、そこで大切なのは広い視野をもって試行錯誤を重ねることです。皆さんも学生時代から、失敗を恐れず、何事にも積極的に取り組んでほしいと思います。

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