システム理工学部

学術情報一覧 表彰・受賞一覧 -教員- 学術情報一覧 表彰・受賞一覧 -教員-

機械工学科 田原樹助教がコニカミノルタ科学技術振興財団においてコニカミノルタ画像科学奨励賞を受賞

氏名

田原 樹

所属

システム理工学部 機械工学科

受賞年日

2014年03月03日

大会・団体名

公益財団法人 コニカミノルタ科学技術振興財団

受賞名

平成25年度 コニカミノルタ画像科学奨励賞 (優秀賞)

研究テーマ等

並列インコヒーレントカラーディジタルホログラフィと高速3次元動画像蛍光顕微鏡応用に関する研究

賞の概要

 公益財団法人コニカミノルタ科学技術振興財団は科学技術(特に光と画像の領域)の研究に対する援助・支援を行ない、科学技術の振興を図り、学術の発展及び文化の向上に寄与することを目的に活動している。その主な事業は、「研究に対する助成」「研究機関・学会及び研究会に対する助成」「国際会議、シンポジウム及び研究集会の開催に対する助成」である。
 光及び画像科学に関する斬新な発想による研究計画を公募し、優れた研究計画には「コニカミノルタ画像科学奨励賞」を授与しており、本年度で第20回を迎えた。募集の基本テーマを「光と画像領域への新展開」とし、1. 光と画像に関する材料及びデバイスの研究、2. 光と画像に関するシステム及びソフトウエアの研究、3. 光と画像に関するその他の先端的な研究を本年度の募集テーマとした。応募資格者は、日本の大学、国公立及び公益研究機関に所属する研究者で、個人またはグループであった。但し、年齢は応募締切日9月30日時点で40才以下(グループは代表者)である。三宅 洋一 千葉大学名誉教授を委員長とする「選考委員会」で厳正に選考され、64件の応募から奨励賞(優秀賞)3名、奨励賞8名が選ばれた。
 申請者は、高速深度3次元動画像計測可能な技術である並列ディジタルホログラフィをコア技術とし、蛍光など可干渉性のよくない光(インコヒーレント光)をマルチカラーで記録する方法を提案し、高速3次元蛍光顕微鏡応用を申請した。ベイヤー型のカラーフィルタアレイなどの従来の色吸収に頼る方法ではなく、光の位相、偏光を利用して波長情報を抽出する撮像システムを考案し、その実現を本研究の柱とした。以上の申請テーマに対し、発想の独創性、波及効果、計画の実現性等の視点から価値が認められ、受賞に至った。

このページの先頭へ