理工学研究科 橋本 柚子さんが日本音響学会2018年秋季研究発表会において学生優秀発表賞を受賞
氏名
橋本 柚子
所属
理工学研究科 システム理工学専攻 物理・応用物理分野(超音波物理)
受賞年日
2019年03月06日
大会・団体名
日本音響学会2018年秋季研究発表会
受賞名
学生優秀発表賞
研究テーマ等
Escherichia coliの超音波不活性における周波数特性
賞の概要
2018年9月12日~15日に大分大学旦野原キャンパスで開催された日本音響学会2018年秋季研究発表会において橋本柚子さんが講演した内容が優秀と認められ、2019年3月6日の春季研究発表会の選奨行事において学生優秀発表賞を贈呈された。
受賞内容は、超音波キャビテーションによるEscherichia coli(大腸菌)の不活性化及びそのメカニズムの解明である。超音波によって発生した水中の多数の微小気泡(超音波キャビテーション)の化学的作用によってEscherichia coliが不活性化されることを実験的に証明した。橋本さんは、キャビテーションの化学的作用を一定に保ちながら、超音波の周波数を変化させてEscherichia coliに照射することにより、不活性化の主たるメカニズムを特定した。
日本音響学会は、春季及び秋季の年に2回の研究発表会を開催しており、1936年の発足以来、超音波、電気音響、音声、騒音・振動、建築音響、聴覚及び音楽音響等の「音」に関するあらゆる分野の研究者や技術者が参加している。現在の会員数は4500名余で、 世界的にはアメリカ音響学会に次ぐ規模である。研究発表会では、学生を含む研究者が2時間に渡るポスター発表を通して中身の濃い議論が活発に行われた。学生優秀発表賞は、平成21年に創設された賞であり、将来の音響学の発展を担う若手研究者を奨励するため、春季又は秋季研究発表会において優秀な発表を行った学生会員に贈呈される。
指導教員
山本 健