システム理工学部

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理工学研究科 武田 大樹さんがInternational Symposium on Optomechatronic Technology 2016においてBest Poster Awardを受賞

氏名

武田 大樹

所属

理工学研究科 システム理工学専攻 機械工学分野(計測システム研究室)

受賞年日

2016年11月09日

大会・団体名

International Symposium on Optomechatronic Technology 2016

受賞名

Best Poster Award

研究テーマ等

Development of optical actuator -Fabrication of micro rotor-

賞の概要

International Symposium on Optomechatronic Technology 2016は2016年11月7-9日にかけて東京板橋で開催されたオプトメカトロニクスの国際会議である。国際会議での発表件数は約140件程度の分野を限った国際会議である。武田君は、ポスターセッションにおいて、Development of optical actuator -Fabrication of micro rotor-と題した研究成果を報告した。その内容は、現在機械技術のダウンサイジングが進む中で、MEMSと言われる微小機械要素の開発が世界的に進行している。MEMSがアクティブに機能するためには、何らかの動力源となるべきエネルギーが必要になる。一般には、電力が用いられ、静電力による微小モータの開発が行われてきている。電気的なエネルギーを利用するためには、複雑な機構が求められ、1990年当時からいくつかの研究成果が報告されているものの、構造が複雑になる一方で、電磁ノイズなどの発生があり、実用には至っていないのが現状である。このようなMEMSにおいて、電力を供給するのではなく、光放射圧を用いた光駆動により直径100μmのロータを回転させる機構を提案している。また、MEMSにおいて近年急速に発達している2光子吸収による微細3Dプリンターを用いて、ロータを製作し、レーザ光によってそのロータの回転を実現するとともに、ロータの設計、製作した光モータの特性について詳細に報告をしている。研究内容について海外の研究者より高い支持を得るとともに、ポスターの説明を円滑に行い、詳細な技術的ディスカッションを通して新しい技術をインパクトを持ってアピールしたところに高い支持が得られ、今回の受賞に繋がったものと考えている。

指導教員

新井 泰彦

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