KANSAI UNIVERSITY

政策創造学部生による取組み

政策提言シンポジウム(2016年度)

2016年12月9日、政策創造学部生による政策提言シンポジウムを開催しました。政策創造学部では、今後も学部教育の一環として、学生が主体となり企画・運営を担当する「政策創造学部生による政策シンポジウム」を継続していく予定です。

第4回政策提言シンポジウム18歳選挙権時代における若者の政治参加(岡本哲和ゼミ)

第4回となる政策創造学部生による政策提言シンポジウムは『18歳選挙権時代における若者の政治参加』をテーマに開催されました。まず岡本ゼミの3年次生による日本の選挙の現状報告と提言が行われました。現状報告では、若年層の投票率の低さが取り上げられ、若者の投票率向上に向け、「制度」「教育」の2つの観点から政策提言がありました。提言では、投票率向上の啓発活動を行う「明るい選挙推進協会」の委員への若者枠の導入など、より若者に響く「制度」の構築や、中高生に模擬投票のような体験型「学習」を積み重ねていくといった、若者の政治に対する意識改革に繋がる活動の導入などが挙がりました。また、ゲストスピーカーの曽谷 聡紫氏(吹田市選挙管理委員会事務局)による講演では、選挙管理委員会の業務や選挙啓発についてのお話がありました。さらに、パネルディスカッションは吹田市選挙管理委員会事務局職員2名と岡本ゼミ生4名によって行われ、実際の現場経験をお持ちの登壇者の方々からのメッセージを受け、参加者はより関心を深めていました。

ゲストスピーカー
  • 曽谷 聡紫氏
    (吹田市選挙管理委員会事務局)
パネリスト
  • 吹田市選挙管理委員会事務局職員
  • 政策創造学部 岡本ゼミ 3年次生

シンポジウム参加ゼミ 学生メッセージ

仲間とともに困難を乗り越え、物事を成す喜びや伝える工夫の大切さを学んだ。  私たちのチームが取り上げたのは「主権者教育の重要性」です。若者の投票率を上げるためにすべきことをテーマに、選挙の重要性を訴えました。「いかに主権者教育を充実させるか」「若者が選挙に行かないことで発生するリスクをいかに減らすか」という二本柱を掲げ、それぞれの政策提言を発表しました。
 今回のシンポジウム参加を通して私は二つのことを学びました。一つは、困難な目標に対してあきらめずに努力し、達成した時の喜びです。なかなかメンバー間の考えがまとまらず苦労もしましたが、目標を共有する仲間は互いに支え合えることを知りました。またもう一つは、考えを伝える難しさです。分かりやすく伝え、聞き手に興味をもってもらえるように工夫することが大事だと学びました。
 今後社会に出れば、多くの壁にぶつかるでしょう。私は今回学んだことを大切にして乗り越えていきたいです。そして、どんなに難しいことでも伝える努力を忘れずに、自分の考えで多くの人を動かせる人になれればと思います。

シンポジウム参加ゼミ 学生メッセージ

実現可能性から、その先の効果についてまで真剣に考え、私たちならではの政策を提言。  私たちのゼミは若者の投票率向上を目的として、教育面・選挙制度面から解決策を考案。教育面では主権者教育の成果を評価する入学試験を、選挙制度面ではマイナンバーを用いて時間や場所を問わず投票できる制度を提言しました。
 「政策を創る」ことは新しい価値を生み出す活動だと感じ、熱意をもって政策立案に取り組みました。私たち自身が魅力を感じる政策こそ提言する意義があると考え、新たな政策を創造するべくゼミ内でディスカッション。議論を通じて、「この政策が実現した場合、本当に投票率が上がるのか?」を真剣に考えました。施行には至らなかった過去の政策案などからも着想し、実現可能性と独自性を兼ね備えた政策案ができたと思います。
 今回のシンポジウムを経て、当事者意識を持って問題解決に向き合うことの大切さを学びました。また、政策立案は課題解決の方策を考えることであるため、他分野にも応用がきく思考方法が養われました。将来は社会問題を解決できる仕事に携わりたいと考えています。

アカデミックフェア(2016年度)

政策創造学部では、学生が主体となって日頃の研究成果を発表する「アカデミックフェア」を開催しています。 2016年度は9組のグループが参加し、分科会形式で自身の研究テーマを発表。
4年次生は卒業論文をふまえた研究成果を発表するため、下位年次生にとっては自らの研究テーマを考えるいい機会となり、学年を超えたつながりが生まれています。

最優秀賞

人間とロボットが共存する、50年後の介護 2025年には介護職員が40万人以上も不足すると予測されています。解決策として介護ロボットの導入が期待されていますが、日本では法整備が進んでおらず、あまり普及していません。その原因について、市場規模の推移予測や福祉施設を対象としたアンケートの分析を通して考察。将来に向け、介護ロボットがより身近になるような施策を提言します。

受賞者の声

研究から発表まで、全力で取り組みました。  ゼミで培った力を試したいと思い参加しました。発表に際しては、介護施設へのアンケートやインタビューで現場の声を数多く収集し、研究しました。また、発表の機会を通じてプレゼンテーション能力が上がったと感じています。大勢の前での発表は不慣れでしたが、何度も練習を重ねた結果、賞を獲得できて大きな達成感を得られました。この経験はきっと将来に生きると思います。 政策学科 地域・行政専修 4年次生 松村 祐希(大阪/府立阿倍野高校出身)

〈2016年度 研究テーマの一例〉

発表タイトル
Power of Water
日本の未来を切り開け!!

昨今のエネルギー問題を解決するには、水力発電の活用が有効です。環境に優しいだけでなく、火力発電の2倍以上もエネルギー効率がよいというメリットもあります。しかし、予算の確保が難しく、ダムの再開発や大規模ダムの新たな建築は望めません。そこで、既存のダムを用いた「小水力発電」に注目し、日本全国に普及させる可能性を探ります。

発表タイトル
完全なる独立へ
~ハイチの復興に向けて~

ラテンアメリカ初の独立国であるハイチは、相次ぐ自然災害で水や食料が不足し、コレラが蔓延しています。復興にはきれいな水の安定供給が必要ですが、他国による一方的な支援では完全な独立を保てません。日本がハリケーン被害で出た廃棄物を収集して電力資源として使用するなど、「ギブ&テイクの関係構築」に向けた解決策を提案します。

発表タイトル
進め! 民泊の国! NIPPON!

訪日外国人の増加により宿泊施設が不足する中で民泊が注目されていますが、住民トラブルや違法営業が絶えません。民泊の申請に関する制約が厳しすぎるため、未申請の業者が横行しているのです。そこで、政府が実態に合わせて規制緩和する一方で、民間企業がトラブル解決に参入して政府の不足を補うなど、官民分業のおもてなしを模索します。

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