KANSAI UNIVERSITY

政策創造学部生による取組み

政策提言シンポジウム(2014年度)

2014年11月、政策創造学部生による第1回政策提言シンポジウム「わがまちの『再生』から『成長』へ~学生と考える千里ニュータウンの未来~」を開催しました。政策創造学部では、今後も学部生による政策提言シンポジウムを開催する予定です。

1学生による発表「千里ニュータウンの今」

発表は、千里ニュータウンの現状の解説からスタートしました。
1955年以降の急激な経済成長にともない、大阪近郊の住宅需要に応えるために1962年に造られた千里ニュータウンは、日本で最初となる大規模住宅団地です。
千里ニュータウンの人口は、5年ごとの推移を見ると年々減少していますが、最近5年間の推移に限っては増加傾向にあります。その要因として、団地の建て替えが進んでいるエリアで、新しい住民が増加したことが挙げられます。
しかし、新たな問題として、建て替え前から住んでいる高齢者世代と、建て替え後に移住してきた若い世代の間に距離があり、世代間の二極化がコミュニティの希薄化をもたらしている、という報告がなされました。

2学生による政策提言

「人とつながる街」をめざして、政策提言「SENLINK」が発表されました。
これは、関大生が地域で活動するために、関西大学と千里ニュータウンをつなぐ組織です。関大生が自分たちの「知力」「発想力」「行動力」「体力」を資源として、ニュータウンの二極化した世代をつなぐ際の拠点として提案されました。
具体的な活動としては、高齢者の知識や経験を子育て世代に受け継ぐ「子育て支援」や、各種の地域イベントへの運営協力、学童の送り迎えなどが例として挙がりました。
さらに、地域と大学の連携事例をいくつか取り上げたうえで、このSENLINK独自の試みとして、授業の一環として単位認定を行い、より多くの関大生の参加を促したい、という提案がされました。

3パネルディスカッション

パネリスト
  • 倉田 薫氏(元池田市長)
  • 白石 真澄教授
  • 政策創造学部 岡本ゼミ3年次生 2名
ディスカッションのポイント
  • 学生の現状報告と問題提起についてパネリストからコメント
  • パネリストから見たニュータウンの問題点
  • 学生から見た千里ニュータウンの魅力と問題点
  • 地域活動への取り組みについての学生の意見
  • パネリストが考える今後のニュータウンのあり方 など

アカデミックフェア(2014年度)

政策創造学部では、学生が主体となって日頃の研究成果を発表する「アカデミックフェア」を開催しています。2014年度は21組のグループが参加し、分科会形式で自身の研究テーマを発表。4年次生は卒業論文をふまえた研究成果を発表するため、下位年次生にとっては自らの研究テーマを考えるいい機会となり、学年を超えたつながりが生まれています。

〈2014年度 発表タイトルの一例〉

発表タイトル
USJはなぜ成功したのか

USJはこの3年程で入場者数を見事なまでにV字回復させました。その裏には敏腕マーケターの尽力があったとメディアで報道されていますが、V字回復のきっかけとなるターニングポイントは本当にそのマーケターによるものだったのでしょうか。これまでのUSJのパーク運営状況から成功に至ったポイントを推察します。

発表タイトル
地域発信型観光が地域観光を救う
~四国お遍路を人気ルートに~

日本が観光立国となるためには、東京・大阪・京都の大都市へ集中する外国人観光客を地方に呼び込むことが不可欠です。今日では観光の形も異なり、さらに外国人観光客の増加によりニーズも多様化しています。大都市だけでは対応できないこれらの変化に、地方は対応できる可能性を秘めています。地方観光を更に飛躍させるために必要な観光政策を、広島・愛媛・岐阜県から考察し、四国の観光政策を提示します。

発表タイトル
ネット選挙は当落を左右しうるのか

2013年にネット選挙が解禁されて以後、同年に参院選、2014 年には東京都知事選や衆院選と、大きな選挙を終えて、ネット選挙解禁の効果が次第に浮き彫りになってきました。今回の発表では、ネット選挙が当落を左右するほどの影響を与えうるのか否かという視点から、2013年の参院選と2014年の東京都知事選におけるネット選挙解禁の効果を検討します。
※検討に時間を要すため、今回の発表では2014 年の衆院選は扱いません。

発表タイトル
増税と財務省

安倍首相がアベノミクスと同時期に行った増税政策は、誰が発案し、誰が施行までこぎつけたのでしょうか。今回のアカデミックフェアでは、増税政策に力をふるった財務省にスポットを当て、その政策過程を発表します。

発表タイトル
ブータン人のブータン人による
ブータン人のための政策
~国籍と伝統文化~

多くの日本人がもつブータンのイメージは、国民が伝統文化の中で「幸福」に暮らしているというようなものです。本研究では多民族国家であるブータンが伝統文化を保護している理由、その方法などを説明し、そのような政策が誰にどのような影響を与えるのか考えます。一国に複数の民族がいる状況が当たり前になる一方、国の伝統文化を保護する必要性が叫ばれている現代に生きる我々にとって有意義な研究だと思います。

発表タイトル
子どもではなく「結婚」に目を向けた
少子化対策

これから私たちに重くのしかかる問題の一つである、少子化。このままでは現役世代の負担は、ますます大きくなる一方です。そんななか、今現在日本が行っている少子化対策は、本当に正しいのでしょうか。アカデミックフェアで「結婚」に焦点を当て、そこから現在の少子化問題を解決する政策を立案します。

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