関西大学 文学部

文学研究科

博士課程前期課程(中国文学専修)

漢字文化圏の中核を成す中国の文学を総合的に研究することを目的とする。研究対象としては、古代から現代に至るまでの様々な文学作品や作者、あるいは文学的事象を包括し、歴史的背景や時代の特徴などを視野に入れつつ幅広い視野に立って研究を進める。古典文学と現代文学を専門とする複数の教員が「演習」と「講義」を担当し、各自の研究テーマに沿って、修士論文の完成を目指して初年度からきめ細かな指導を行う。

中国文学及文学史

中国の文学は、古代から現代に至るまで絶えず変化し、進展し、今なお進化し続けている。中国文学の歴史はまさに悠久であり、人間の精神的営為の記録として高い価値を有するものである。本専修では、古代から現代に至る様々なジャンルの作品や作者あるいは文学的事象について、各自の興味に基づいて研究テーマを設定し、社会の進展がもたらす人間の精神活動の変化を視野に入れつつ、総合的に研究を進める。古典詩や白話文学、あるいは現代文学を専門とする教員を擁する本専修では、古典文学(文言文学・白話文学)・近現代文学のいずれをも研究対象とすることができ、幅広い視点に立って深く研究を進めることができる。文学を取り巻く様々な事象(歴史的背景・思想・時代の特徴など)をも併せて研究対象に取り込むことが望まれる。

【担任者および研究テーマ(概要)】
  • 井上 泰山教授

    研究テーマ:中国における白話文学と文言文学の交流の歴史とその展開を探る

    ①「変文」を中心とする唐代以前の講唱文芸の姿、②宋代の芸能の実態と、文字化される以前の白話文学の姿、③元雑劇を中心とする元代以降の戯劇の発展、④明代以降の白話小説の進展状況、⑤白話文学と現代文学との接点、以上を中心に探求。

  • 長谷部 剛教授

    研究テーマ:杜甫詩学、隋唐楽府文学、日本所蔵漢籍および日中比較文学の研究

    中国古典詩歌の研究を軸としつつ、①杜甫詩の解釈や杜甫詩集の編集の実態を、②隋唐の雅楽・俗楽とそれにのせて歌われる詩歌との関係を、③おもに関西大学図書館所蔵の重要漢籍を、④『聊斎志異』について日本での受容過程を、それぞれ研究。