ドイツ学専修

専修概要

ドイツの言語・文学・文化を
多面的かつ専門的に学ぶ。

東西冷戦の終結とベルリンの壁崩壊、第二次世界大戦後分断された東西ドイツの統一、共通通貨ユーロの導入とヨーロッパ連合(EU )の成立および拡大等々、ここ十数年のヨーロッパにおける激動はまさに世界史上画期的な出来事と言えます。この新しい枠組みの中で平和国家ドイツはきわめて大きな役割を果たし、今後ますますその重要性を増していくでしょう。

ヨーロッパの中心に位置する、音楽・哲学・文学の国ドイツ、世界の環境問題をリードする国ドイツ、明治以降日本の近代化の手本となり日本人にも近しいこの古くて新しい国について、言語・文学・文化の観点から広くかつ深く学び研究することができるところ、それがドイツ学専修です。

カリキュラム

ドイツ語をマスターし、
ドイツとヨーロッパを研究する。

ドイツ学専修では言語研究として、12~13世紀の宮廷社会で繰り広げられた騎士文学の言語である中世ドイツ語、近世のM.ルターによって翻訳された聖書のドイツ語から、最近のコミックやコマーシャルに見られる英語交じりのドイツ語まで、歴史的に広く研究できます。文学研究としては、J.W.ゲーテやFr.シラーの古典、ロマン主義や写実主義の諸作品からE.ケストナー、M.エンデ、G.グラスなどの現代文学までの小説・ドラマ・詩や文芸理論、加えてグリム童話のような口承文芸まで幅広く学べます。さらに文化的な面から現代のドイツ事情、ドイツとEU、環境大国としてのドイツの多様な取り組みなど、ドイツを通してヨーロッパを見ると同時に、逆にヨーロッパからドイツを見たり、日本の状況と比較したり、さまざまな可能性が開かれています。

上にあげた言語・文学・文化の内のひとつの分野を集中的に研究することは勿論のこと、学生が分野に拘束されることなく、興味のある対象を自由に研究することもできるように配慮されています。

カリキュラムの重点のひとつとして、少人数のドイツ語インテンシヴの授業などでネイティブスピーカーの先生たちから生きたドイツ語の感覚を習得しつつ、ドイツ語に慣れ、親しむことがあげられます。また2~3年次の専修ゼミでは、実践的基礎力を養成しつつ、自分の興味のあるテーマを見つけていきます。そのテーマを4年次の専修ゼミで更に追求して、大学の勉強の成果としての卒業論文を制作することになります。

卒業論文として、例えば次のようなテーマを紹介しておきましょう。「ドイツにおけるマンガ翻訳について-ASTROBOYはどこまで鉄腕アトムたり得るのか-」「ゲーテ『若きヴェルターの悩み』ははたして恋愛小説か」「ベルリンオリンピック記録映画『オリンピア』 -芸術とナチスの間に生きたレニ・リーフェンシュタール-」「スイスの言語事情 -多言語体制とスイスにおけるドイツ語」「マイセンと磁器の発展 -磁器の歴史におけるマイセン」「中世ヨーロッパにおける放浪芸人とその芸の社会的地位」「ドイツのマイスター制度と職人遍歴」

卒業論文ではオリジナリティ溢れた、ユニークなアプローチが期待されます。さあ、私たちと一緒に、時空を越えた異文化の世界へと旅立ちましょう。

講義・演習

カリキュラム概要図