学部概要

学生の声(Students' VOICE)メディア情報系

学生の声一覧

メディア情報系 4年次生 三宅拓希さん(Hiroki Miyake)

『関西大学』かつ『テレビ番組制作に関する勉強ができる』学部を探していました。

地元の先輩が関西大学に通っていて、話を聞いているうちに僕も関西大学に行きたくなり、学部を決めるよりも先に関西大学を受験することを決めていました。この頃「水曜どうでしょう」というテレビ番組がお気に入りでよく見ていたのですが、次第に番組制作に関心を持つようになり、番組制作が学べる学部を探すようになりました。そんな時にみつけたのが総合情報学部。メディア情報系の授業は、テレビ番組制作につながりそうな授業が豊富でしたのでこの学部に決めました。

ものづくりの『いろは』を教えてくれる授業がたくさんあります。

授業選択は、1つの系に絞りつきつめることもできますし、幅広く複数の系にまたがって取得することも可能です。僕はメディア情報系の授業を重点的に選択していました。
メディア情報系では制作の実習が多数あります。「制作実習(マルチメディア)」では、FLASHというソフトでアニメーションを制作しました。初めてのグループワークということもあり、最初は慣れないことばかりで大変でしたが、ここで学んだことは今でもグループワークでの課題に活かされています。
「制作実習(マルチメディア)」は、1班5人でチームを組み作品を制作します。メンバーはこの授業で初めて顔を合わせた人ばかり。始めはお互い遠慮して意見がなかなか出ません。そのため企画書を提出してもなかなか先生からOKをいただけませんでした。再度企画を練り直し提出しても、またやり直し。3回目の企画書作成の時、「このままではまずい!」と本音で話し合いました。この頃は遠慮とか言っている場合でなかったですね。みんなの本音がつまった企画書で、ようやく先生からOKをいただきました。嬉しかったのと同時に、企画書で意図を伝える難しさを実感しました。実際の制作工程では、事前に各自の役割を決めていましたが、自分の役割だけでなくお互いの進捗を確認し、困っている人がいたら協力し取り組みました。完成した作品は、自分の想像を上回るでき映えでした。個人が集まりチームとして最大限の力で取り組んだ時、想像以上のものができる!グループワークの素晴らしさを実感した実習です。
考え方について影響を受けた授業は「エンターテインメント論」です。先生が出演されたテレビ番組を見て「面白さ」について考えます。「面白い」と思う場面や事柄は千差万別。ほかの人の意見を聞くと新しい発見もあり、いろんな角度から物事を見る視点と柔軟な発想が必要なんだと感じました。
高校生の頃は漠然とテレビ番組を作ってみたいと思うだけで、誰に向けて発信したいのか、何を伝えたいのか、どうすれば伝えられるのか、など具体的なことは全く考えていなかったことに気づきました。目的がなければ、できた作品は内容の薄いものになってしまいます。
メディア情報系の授業や実習を通して、制作する側の考え方やプロセスなど「ものづくり」の基礎を学びました。

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大切なのは日々の積み重ね

大学に入って大きく変わったのは、積極的に自分の意見が言えるようになったこと。ある日突然積極的になれたわけではなく、自分に与えられた課題を一つひとつクリアした成果だと思います。実はゼミに入った当初、あまり自分の意見を発表することができず、ゼミの先生に「自分の意見を言いなさい。意見を言わないのは、いないのも一緒ですよ」とよく言われました。
私の所属しているゼミは、企業の方に話を伺ったり、街頭でインタビューをすることがあります。普段出会うことのない人たちと話をするのはとても刺激的で、もっと話を聞いてみたいと思うようになりました。この人たちとの出会いが、積極的になるきっかけになったと思います。
大学では、高校以上に自分を成長させるチャンスがいっぱいあります。目の前にあるチャンスを活かすことができれば、自分の殻をやぶることができるんだと実感しています。

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将来はエンターテイメント施設の運営に携わりたい。

入学当初はテレビ番組制作の仕事に携わりたいと思っていました。この気持ちが変化したのは、初めて競馬場に遊びに行った時。行く前までは、競馬新聞を持ったおじさんばかりがいるんだと思っていましたが、家族連れや女性が多くとても驚きました。レースもテレビで見るよりずっと迫力があって面白い!しかも楽しみ方はレースだけではありません。芝生の広場で遊べますし、馬を間近に見られる場所もあります。年齢・性別に関係なく、さまざまな楽しみ方ができる場所であることに感動しました。次第にこの感動を提供する側になりたいと強く思うようになり、今では多くの人に楽しんでもらえる空間を提供できる仕事に携わりたいと考えています。

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何事にも全力で取り組んでみてください。そこから得られるものが何かあるはずです!
(2010年度掲載)

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