学部概要

学生の声(Students' VOICE)コンピューティング系

学生の声一覧

コンピューティング系 4年次生 園田一貴さん(Kazuki Sonoda)

高校生の頃は文系でした。今はバリバリの理系に変身しています。

高校時代、ゲームクリエイター志望でしたので、情報系の学部に入学したいと考えていました。
ところが、高校のクラスはバリバリの文系で、いまさら数学の勉強をして情報系を受験するという訳にもいかず、何とか数学の試験を受けずに情報系の学部を受験できる大学はないのか、将来の夢を実現できる大学はないのかと考えていました。
そんな私にとって、文系科目でも受験ができる総合情報学部は、将来につながる貴重な大学でしたので、何がなんでも絶対に入学したいと思っていました。もちろん、今ではすっかり理系に変身しています。

文系の人も理系の人も同じ環境で、一からコンピュータを勉強できます。

おそらく、理系出身の人が受ける授業に文系の人がついて行けるのかと不安に感じる方もおられるでしょうが、学ぶ意欲があれば、特に問題はないですね。実際、私がそうでしたし。
1、2年生の時には、情報処理の基礎を学ぶ科目があります。
文系の人も理系の人も同じ環境で一からコンピュータを勉強できますし、抵抗なく入っていけました。3年生で専門的なコンピューティング系の授業に入っていきますが、数学的な要素以外の部分も多くありますので、想像していたよりもずっと敷居は低かったですね。

例えば、ゲームなどでリアルに人間の動きを再現しようとすると、人間の心理や行動を学ぶ必要があります。コンピュータといっても、全てが数学的な要素だけじゃなく、心理学の知識やアナログ的な感覚も必要なんですよ。
プログラミングの授業は、コンピュータに指令を与え命令を覚えさせていく内容なのですが、「言語」をルールに基づいて記述するというものなので、感覚的に言えば、コンピュータと対話をしているような感じですね。
「情報理論」と「アルゴリズム解析・設計」は、コンピューティング系の科目の中でも、特に参考になりました。
情報理論は、通信についての基礎的な内容で、今後システム関係を勉強していく上で、役立つ知識ですし、アルゴリズム解析・設計は、データの構造や概念について深く学びますので、今後WEBシステムについて専門的に勉強してこうと考えている私には、必要不可欠な知識となります。専門的な科目に関しては、どうしても数学の知識が必要になる事もありますので、もと文系の私は、復習を心がけて自分でも数学を勉強しました。実際やってみて、なんだ気持ち次第で何とでもなるじゃないか、と自信にもなりました。

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学生生活の中で転機となった「WEB情報システム論」。

ぜひ皆さんにご紹介したいのは、「WEB情報システム論」。私の大きな転機になった科目です。この授業では、WEBサイトの制作者と閲覧者の両視点に立って、本当に使いやすいWEBシステムとはどういうものかについて探っていきます。例えば、目的の情報にうまくたどり着くためにはどのような構造にしたらよいか、体に障害を持つ人や高齢者の方が使いやすいと感じるWEBサイトはどういったものか、また、携帯電話などあらゆる環境でもアクセスできる構造はどういったものかなど、それまでほとんど意識せずにいた新しいモノの見方を得ることができましたね。同時に、WEBシステムの構築につい本気で勉強していきたいと考えるようにもなりました。

今思うと、それまでは何となくコンピュータのことを学んでいけたらという気持ちでいたのですが、この授業をきっかけにコンピュータに対しての関心がさらに強くなりました。この授業を受けたことが、まさしく自分のターニングポイントになりました。

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単科大ではなく総合大学を選んだのは、自分の枠を広げていきたかったから。

総合大学を選んだのは、もっと自分の枠を広げて、幅広い分野を勉強していきたいという希望からです。想像していた通り、1、2年生ではコンピュータの授業を中心にしながらも、興味の持てそうな科目を選択し、知識の幅を広げることができました。
プログラミングについての深い理解は、経済学やビジネスなど一見関係がないように思える分野とも、実は様々な所で結びついているんです。単にコンピュータのことだけを理解していくのではなく、視野を広げて幅広い知識を持つことが大事だと思います。

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残りの大学生活、視野を広く持ちながら研究内容を追求していきたいです。

将来像は、まだまだ漠然としていますが、ゼミで得た知識や経験を活かすことができる職業に就きたいと考えています。今後は大学院へ進学するつもりです。
現在4年生ですが、すでに大学院の先輩方と一緒に進めている研究もあるんです。この研究は、ものすごい刺激になっています。先輩方と研究できることはとても学ぶことが多いですし、もっと勉強しなければ! と強く思いますね。
残りの大学生活、視野を広く持ちながら研究内容を追求していきます。

「あの大学のこの学部で、こういうことをしてみたい!」「こんなことに興味がある」という強い気持ちが受験への原動力となり、その先の大学生活を充実させてくれます。精一杯取り組み、自分の気持ちをぶつけてください。
(2008年度掲載)

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