進路・就職

総合情報学部卒業生へのインタビュー

山口 綾乃さん:株式会社サイバーエージェント

成果をストレートに評価してくれる環境で夢中に仕事をした2年間。

サイバーエージェントは、性別や年齢に関係なくチャンスが与えられ、社員がイキイキと働くことのできる企業です。
現在はメディアアライアンスカンパニーという部署で某航空会社との提携事業を担当しています。
Webショッピングモールのプロデューサーとして、出店サイトの新規開拓から広告販売、キャンペーンの企画、プロモーションまで、サイト運営に関する全ての業務に携わっています。
プロジェクト2年目にはリーダーを任され、事実上の事業責任者として日々寝食を忘れるほど夢中になって仕事に取り組みました。日中は営業活動のため外に出ていることが多いのですが、メールだけでも日に100通ほどのやりとりがあり、徹夜が続くことも少なくありません。若くてもチャンスを与えてもらえる分、時にはプレッシャーに押し潰されそうになることもあります。しかし目標を達成したときの喜びで、それまでの苦労も一瞬で吹き飛びます。
必死に取り組んだこのプロジェクトでは、成功を祝して催された会食で、提携先の方々から身に余るほどのお褒めの言葉を頂き、一生忘れることのできないほどの感動を味わいました。また、部署の年間MVPを受賞できたことも大きな励みになりました。

社会人としての自覚と責任を持って仕事に取り組んでいます。

親のもとで自由に好きなことに取り組めた学生時代とは異なり、実社会では独立した一人の大人としての責任を強く求めれます。当然のことながら、自分自身で生計をたて、厳しく自己管理をしなくてはなりません。究極の自由であると同時に、何事も自己責任だという覚悟が必要です。
もちろん仕事においては、組織の一員としての責任を全うしなくてはなりません。取引先やお客様にとっての会社の印象は自分が担っているという自覚と緊張感を持って接しています。

私が仕事をするうえで大切にしていること、それは自らが主体的に考え行動する姿勢です。高い目標を掲げ、自分の能力を伸ばすことを常に意識しています。時には失敗することもありますが、周囲や環境のせいにせず至らなかったことを真摯に受けとめ、反省点を次に生かせるように考えています。これは学生時代に熟読した「7つの習慣(キングベアー出版)」の影響ですね。今でも何度も読み返す私のバイブルです。

授業や学外活動へのチャレンジ精神でいくつもの得難い経験をすることができました。

「豆腐のような人間であれ」「日々イノベーションだ、柔軟性に富んだ、ふまじめな人間になりなさい」
これは学生時代、野田奨学基金に採用されたときに野田先生から頂いた言葉です。豆腐のように体によく何にでも合う、そんな柔軟な人間であれという意味が込められたこの言葉を大切にして、学生時代は何事にもチャレンジ精神を持って前向きに取り組んできました。

総合情報学部にはマスコミから経営、プログラミングまで情報に関わる幅広い分野のカリキュラムが用意されています。
自分の可能性を拡げたい好奇心旺盛な学生にとって、とても刺激的な環境がここにはあります。また、机上の学問にとどまらず実践の場が用意されていることも大きな魅力のひとつです。
特に印象に残っているのは、プロ用の機材を使っての映像制作の授業。企画から絵コンテの作成、実際の撮影から編集までチームの仲間と共に夜中まで制作に没頭しました。力を合わせてひとつのものを作り上げる難しさと達成感、そのひとつ一つの経験が財産となり現在の仕事にも確かに生かされています。
他にも授業を通じてマスコミへの関心が高まり、所属していたサークル 関西学生報道連盟ではスポーツイベントや学園祭の取材に行くなど、学内・学外を問わず積極的に活動していました。
なかでも関西の学生代表として映画の記者会見に参加したり、雑誌のリポーターとしてハリウッドやカリフォルニアディズニーランドの取材ができたことは、貴重な経験となりました。

興味をもったら勇気を持って飛び込んでほしい。

大学生になったらぜひ新しいことに積極的にチャレンジしてほしいと思います。
学生時代に「これは頑張った!」と眼を輝かせて言えるものが1つでもあれば、就職活動はもちろん、その後の人生においての勇気にもなると思います。「これをやりたい!」「こうなりたい!」と思ったときに飛び込んでいくことが大切です。今はまだ見つからなくても、きっと大学4年間で色々な経験をするのですから大丈夫。小さな勇気と前向きな姿勢が、自分の世界を広げるきっかけになります。
実は私もバックパッカーへの憧れで放浪の旅に出かけたり、早く社会にでたい一心でビジネスインターンシップにチャレンジしたりもしました。
きっとあなたも情熱を傾けて取り組めることが見つかるはずです。大学での4年間は、自分を見つめ直し磨きあげる準備期間。自身の情熱や希望に敏感になって、チャンスを掴む人になってください。私ももちろん、まだまだこれからです。

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