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教授 中元 康裕

NAKAMOTO Yasuhiro

博士(経済学) 大阪大学

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専門領域
マクロ経済学
キーワード
異なる選好を持つ複数個人の経済、税政策の効果、富の変化や不平等
学部担当科目
導入ゼミ、マクロ経済モデル、データ分析実習、経済情報処理実習、専門演習、卒業研究
大学院担当科目
M公共領域におけるデータベース、M経済学と個人の選好
関連リンク
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研究内容

経済活動を行う上で我々は多くの選択をしています。その選択に対して、個人の選好がどのような役割を持っているのかに主に関心があります。私の最近の研究では、他人の消費活動を気にする程度がそれぞれ異なる複数の合理的な個人を想定した社会において、資産の少ない個人が資産の多い個人に追いつくことはあるのか、長期的な経済均衡に収束する速度は経済不平等にどのような影響を受けるのか、又、経済の不平等はどういった要素で拡大もしくは縮小するのか、といったことの理論的な考察を行っています。
他にも、環境政策は環境にとって本当によいものか、というテーマで、インドネシアのような森林を豊富に保有し輸出財としている経済において、一時的な環境保護政策の実施が長期的にはかえって環境資源を枯渇方向へ向かわせることを解析的・数値的手法を用いて研究をしています。

主な研究業績

  • ”Dynamic analysis of a renewable resource in a small open economy: The role of environmental policies for the environment” (co-authored with Koichi Futagami), 2015, Environmental and Resource Economics, forthcoming.
  • “Consumption externalities and equilibrium dynamics with heterogeneous agents” (co-authored with Kazuo Mino), 2012, Mathematical Social Sciences, vol.64, pages 225-233.
  • “Convergence speed and preference externalities in a one-sector model with elastic labor supply”, 2009, Economics Letters, vol.105, pages 86-89.
  • “Jealousy and underconsumption in a one-sector model with wealth preference”, 2009, Journal of Economic Dynamics and Control, vol. 33, pages 2012-2029.
  • “Consumption externalities with endogenous time preference”, 2009, Journal of Economics, vol. 96, pages 41-64.

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