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教授 地主 敏樹

教授 地主 敏樹

JINUSHI Toshiki

教授 地主 敏樹 Ph.D(ハーバード大学)

専門領域 金融・米国経済・災害経済
キーワード 日米の金融政策運営、自然災害からの復興政策、日米の経済システム比較
学部担当科目
経済学、金融論、専門演習、卒業研究
大学院担当科目
M公共領域におけるデータベース、M金融論、D金融政策特殊研究 講義A、D金融政策特殊研究 講義B、D金融政策特殊研究 演習1
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メールアドレス
jinushi@kansai-udotacdotjp

研究内容

第1に、金融政策の実践と裏打ちする理論との変遷を研究してきました。アメリカを中心として、日本を初めとする先進各国、およびアジア諸国の金融政策運営も検討してきました。先進各国が採用している政策枠組みであるインフレ目標制度や、世界金融危機以後の政策対応なども検討しています。物価や通貨価値、マクロ経済や金融システムの安定に役立つ金融政策運営を探ることが目的です。
第2に、自然災害の経済的側面を分析してきました。地元在住の経済学者として、阪神大震災の経済的影響、復興過程や政策についての研究を行ってきました。大規模自然災害からの復興政策は、阪神大震災から東日本大震災へと相当に変化してきました。日本列島周辺で大規模地震が遠くない将来に発生することが予想されている中、様々な復興政策のの費用と便益とを検討して、望ましい政策を探ることが目的です。
第3に、アメリカと日本を中心として、様々な経済システムや金融システムの比較をしています。異なる経済システムや金融システムの長所や短所を検討して、望ましい経済システムや金融システムのあり方を探ることが目的です。

主な研究業績

  • 「大震災からの生活水準の回復」(堀江進也・萩原泰治と共著)、『国民経済雑誌』、216巻5号、2017年10月。

  • 『世界金融危機と欧米主要中央銀行―リアルタイム・データと公表文書による分析』(奥山英司・小巻泰之と共著)、晃洋書房、2012年7月。
  • 『現代アメリカ経済論 (シリーズ・現代の世界経済) 』、(加藤一誠・村山裕三と共編著)、ミネルヴァ書房、2012年5月。
  • 『アメリカの金融政策―金融危機対応からニュー・エコノミーへ』、東洋経済新報社、2006年11月。
  • "Monetary Policy in Japan since the late 1980s: Delayed policy Actions and Some Explanations," (with Y. Kuroki and R. Miyao), in R. Mikitani and A Posen ed. Japan' s Financial Crisis and Its Parallels to U. S. Experience, Institute of International Economics, Special Report 13, 2000. 9.

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